海外から帰国した人の新型コロナウイルスへの感染確認が相次ぐ中、兵庫県の井戸知事はすべての帰国者に対し、地元の保健所に連絡したうえで、2週間、自宅などでの待機を徹底するよう呼びかけました。
兵庫県では、海外から帰国した人の新型コロナウイルスへの感染確認が相次いでいて、先月31日までに15人に上っています。
入国制限がされている国や地域から帰国した人は、保健所の健康観察を受けながら自宅などで2週間待機してもらう措置が取られます。
一方、制限がかかる前に帰国した人については、待機の要請が行われただけで保健所などによる健康観察は行われず、本人に任せる形となっています。
こうした中、兵庫県の井戸知事は記者会見し、こうした人たちに対し、▼帰国したことを地元の保健所に連絡して指導を受けるとともに、▼自宅などで14日間の待機を徹底するよう要請しました。
井戸知事は「入国制限対象地域からの帰国者は保健所のコントロール下にあるが、それ以外の方は保健所のコントロールが全くない。自主的に保健所に情報を通知して健康観察の対象者に入ってもらい、指導を受けてほしい」呼びかけました。
また、関西の2府4県の自治体などで作る「関西広域連合」の連合長を務める井戸知事は、関西圏の人たちに対し、▼接客を伴う飲食店やカラオケなどに行かないことや、▼人混みが予想される場所への不要不急の外出や会合への出席を控えるよう要請しました。
【県内も帰国者の感染拡大】
NHKのまとめでは、兵庫県内で海外から帰国したあと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、先月31日までに15人にのぼっています。
年代は10代から70代と幅広く、このうち7人は、先月27日からの5日間のうちに感染が確認されました。
この7人はいずれも先月上旬から中旬にかけて、旅行や出張、それに留学などで、スペインやドイツ、フランスやイギリスなど、爆発的な感染が広っているヨーロッパに滞在していました。
さらに、感染は帰国者の濃厚接触者にも広がっていて、濃厚接触者の数を含めると帰国者が関連する感染者は19人に上っています。
【フランスから帰国した娘の母は】
入国制限が始まる直前に、留学先のフランスから帰国した女子高校生の母親がNHKの電話取材に応じました。
高校生は今月20日、フランスを出国し、羽田空港に到着しました。
その際、検疫の担当者からは、▽帰宅には公共交通機関を使用しないこと、▽自宅などで2週間待機することなどを要請する紙を渡されただけでした。
帰国から10日余りがたち、娘の健康状態は良好ですが、外出はせず、母親と寝室を分けるなどして生活しています。
さらに父親は、仕事先に心配や影響が出ないよう娘との接触を避け、自己負担でホテルに宿泊しているということです。
母親は、「自宅待機ということなので、基本外出はせず、朝晩欠かさず検温しています。主人は濃厚接触を避けるために14日間はホテルで過ごしてもらっています。自分たちが感染源になってしまい、迷惑をかけるわけにはいかないと考えています」と話しています。
一方で、自宅待機などの対応がそれぞれに任されていることについては、「自己判断に任されているということなので、すべて自己負担で対応している。自己判断では考え方も違うし、対応は人それぞれとなってしまう。水際の対応は重要なので、検査含めもっときちんとやってもらえないかなと思う」と話していました。
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March 31, 2020 at 11:21PM
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知事“全帰国者保健所に連絡を”|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp
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