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Tuesday, May 26, 2020

眉山ラン【あわラン~記者のマラソン体験記】 - 徳島新聞

徳島市のシンボルとして親しまれている「眉山」

 「よし、今日は頑張って走ろう!」。妙なやる気が湧き出ることがあります。そんなとき、決まって練習コースに選ぶのは眉山(びざん)。徳島市中心部に位置し、古くから市民に親しまれている山です。

 魅力は何といっても手軽さです。山とはいえ、標高は約290メートル。山頂までの道路は舗装されており、走れないほどの急な勾配もありません。今の季節は新緑が美しく、森林浴が楽しめます。

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除になって初めての週末、友人を誘って眉山ランに出発しました。・・・手軽さと書きましたが、きついことはきついんですよね。一般的な山と比べての感想です。眉山が迫るにつれ、若干後悔も。自宅から約5キロ、蔵本公園(徳島市庄町)近くの登山口に到着しました。

 中腹にある西部公園までの上り坂が最も急なので、ここを乗り切ればしめたものです。淡々と進んでいる友人を尻目に、私は少しずつ遅れ気味。たいしたペースではないのに体が全く動きません。思わず声が出ました。「ちょっと歩こう」

 実はゴールデンウイーク中にも眉山ランをし、一度も歩くことなく山頂まで行けました。数年前は走ったり歩いたりを繰り返していたので「大分成長したな。眉山余裕」と調子に乗っていたところ、この体たらくです。油断は禁物。原因は「急な上り坂苦手症候群」の発症でしょう。

眉山中腹にある水場。リフレッシュできます

霧に包まれ、少し幻想的な雰囲気

 西部公園を過ぎると、湧き水でしょうか、眉山の恩恵にあやかります。完全に足を止め、顔を洗ってリフレッシュ。本当はガブ飲みしたいのですが、「飲料に適していません」との看板を無視する勇気はないのです。雨上がりのため、湿度が高く汗びっしょりです。そして早朝の眉山一帯は深い霧に包まれ、圧倒的に漂うジブリ感。「もののけ」が出てきそうです。徳島駅から数キロ圏内の場所とは思えません。

本来は市街地が一望できる展望台。この日は霧で真っ白でした

 山頂まで自宅から約10キロ、1時間15分ほど掛かりました。展望台から眺める市街地の景色は最高ですが・・・案の定、霧に覆われていました。思い通りにいかないのはもう慣れっこ。それに山頂がゴールではありません。下山は眉山南側の城南高校方面へ。この日の走行距離は18キロを超えました。もう満足です。

 宣言解除を受け、休日は街中で市民ランナーの姿が目立ってきました。眉山でもです。あいさつを交わしたり、会釈をしたりとランナー同士の小さな交流も増えてきました。マラソン大会の開催はまだまだ難しそうですが、戻りつつある何気ない日常生活がうれしくてたまりません。(矢)
 

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