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Monday, December 14, 2020

ASRockとRazerがコラボ! Razer Chroma対応「Taichi Razer Edition」は超注目のマザーボードだ! (1/3) - ASCII.jp

 11月30日の発表とともに、世界のゲーマーが歓呼の声をあげたと思われる、ASRockとRazerコラボレーションのSocket AM4マザーボード「ASRock Taichi Razer Edition」シリーズ。Razer純正PCケース「Razer Tomahawk」の国内販売もキマリ、ついに三頭蛇&Razerグリーンに彩ったPCを好みのスペックで組めることになった。

 初のRazerコラボマザーボードだけあって、Razerファンであれば気になること間違いなしのASRock Taichi Razer Editionは、RazerのLEDイルミネーション機能「Razer Chroma」に世界で初めて対応。Razer Chromaに対応するRazerゲーミングデバイスはもちろん、PhilipsのスマートLED照明「Hue」などとともに、マザーボード搭載LEDとLEDヘッダーピンに接続したLED RGBファンといったデバイスを、Razer総合ソフトウェア「Razer Synapse 3」から一括して制御可能になる。

 そんなRazerファン超注目のASRock Taichi Razer Editionは、X570とB550チップセットを採用した2モデルで展開。Ryzen 5000シリーズへの最適化をはじめ、"16フェーズ"の電源回路や、"50A Dr.MOS"といった堅牢な電源設計を採用する。さらには2.5G LANに「Killer E3100」、Wi-Fi6に「Killer Wi-Fi 6 AX1650」とゲーミングネットワークコントローラーを採用と、ハイエンドモデル"Taichi"シリーズならではの装備になっている。

 今回はミドルレンジチップセットのB550を採用した「B550 Taichi Razer Edition」をいち早く触れたので、その魅力をチェックしていこう。

「B550 Taichi」をベースにLED部をアップグレード

ゲーミングPC自作に新たな選択肢を生むB550 Taichi Razer Edition。実売価格は4万3000円前後になる

地下1階にRazer専門フロアー「Razer Store」があるTSUKUMO eX.では、予約を実施。マザーボードとしては、非常に好調で、多くのユーザーが予約済みだ

国内発売がスタートしているRazer純正PCケースのRazer Tomahawk。ATXとMini-ITXの2モデルが販売中だ

Razer Storeでは、Taichi Razer Editionを組み込んだ状態で展示している

 B550 Taichi Razer Editionは、ミドルレンジのB550チップセット採用にもかかわらず、堅牢な16フェーズの電源回路などのハイグレードモデルと並ぶ機能を備えたB550 Taichiがベースになっているが、注目すべき点は、最新のKiller E3100 2.5G LAN(有線)とKiller AX1650(Wi-Fi6)両方を備えた「Killer DoubleShot Pro」を採用していること。優先度の高いトラフィックが、最速のネットワーク接続を自動的に利用できるというものだ。

Killer DoubleShot Proによって有線とWi-Fiを同時に使用できる

 「Dr.MOS」、「Nichicon 12Kブラックキャップ」の採用や、「Nahimic Audio」の対応など、基板設計とコンポーネントはB550 Taichiと同じとなっている。ヒートパイプで連結された電源回路ヒートシンクや、基板下部を覆うヒートシンクなど、冷却機構も同一だが、ヒートシンクカラーはRazerならではのブラックに統一。そのうえでIOポートカバーに「Razer Edition」、チップセットヒートシンクに「Razer Chroma RGB」のロゴが配された形になる。

IOポートカバーと、チップセットヒートシンクのロゴが、Razer Editionの証だ

堅牢な16フェーズの電源回路をしっかり冷却するヒートシンクを装備する

ATX12Vコネクターは8ピン×2を装備。10コアオーバーのCPUや、オーバークロック時でも安定した電力を供給できる

マザーボード下部は、ブラックカラーで統一されたヒートシンクで覆われている

裏面には歪みを抑えるバックプレートを装備している

組んだ後は、まったく見えないがバックプレートには、Razer製品おなじみの「For Gamers. By Gamers.」の文字も

 インターフェースもB550 Taichiと変わらず、USB3.2 Gen2 Type-A×1/Type-C×1、USB3.2 Gen1 Type-A×4、USB 2.0×2の豊富なUSBポートに、HDMI、DisplayPort出力端子などを装備している。

 B550チップセットのため、2基のM.2スロットのうち、1基がPCIe 4.0x4対応で、1基はPCIe 3.0x4/SATA(6Gbps)になっている。

 装備するM.2ヒートシンクは大型ではないが、最大7GB/秒に達する最新世代PCIe 4.0 M.2 SSDを問題なく使える冷却性能を持っている。実際にWestern Digital製のPCIe4.0対応M.2 SSD「WD_Black SN850 NVMe 2TB」を搭載して、ベンチマーク「CrystalDiskMark」(データサイズ8GiB×9回)を3回ほど連続実行すると、温度は最大で87度まで上昇したが、サーマルスロットリングなくベンチマークは完走していた。

リアインターフェースは充実。CMOSクリアスイッチなども備えている

M.2スロットのヒートシンクは個別に取り外し可能なので、増設もラクだ

マザーボード下部のM.2スロットの帯域は、PCIe 4.0非対応で、PCIe 3.0x4/SATAのみの対応になる

CrystalDiskMarkで負荷をかけた状態の温度を、「WD SSD Dashboard」で確認

対応ソケット Socket AM4
チップセット AMD B550
フォームファクター ATX規格
メモリースロット DDR4×4(最大128GB)
対応メモリークロック DDR4-4733+(OC)〜3466(OC)、DDR4-3200〜2133
拡張スロット PCI Express 4.0 x16×3(x16/−/ー、x8/x8/-、x8/x8/Gen3.0x4)、PCI Express 3.0 x1×2
ストレージインターフェース SATA3(6Gbps)×4、ASMedia ASM1061 SATA3(6Gbps)×4、M.2(PCIe 4.0x4および3.0x4)×1、M.2(PCIe 3.0x4/SATA)×1
ネットワーク 2.5ギガビット LNA(Killer E3100X)、Wi-Fi6 IEEE802.11ax/n/g/b/a(Killer AX1650x)、Bluetooth 5.1
オーディオ 7.1ch HDオーディオ(Realtek ALC1220)
バックパネルインターフェース HDMI×1、DisplayPort×1、USB3.2 Gen2 Type-A×1/Type-C×1、USB3.2 Gen1 Type-A×4、USB 2.0×2、オーディオ端子×5、S/PDIF端子×1、CMOSクリアスイッチ×1、BIOS Flashbackスイッチ×1
M/B上インターフェース USB3.2 Gen2 Type-Cヘッダー×1、USB3.2 Gen1ヘッダー×2、USB2.0ヘッダー×2、RGB LEDヘッダー×2、アドレサブルLEDヘッダー×2、ファンコネクタ×7

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