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Monday, December 21, 2020

「出口は見えている」クラスター対策で災害派遣 自衛隊の旭川での活動終了へ|NNNニュース - 日テレNEWS24

新型コロナウイルスのクラスターの発生で、北海道・旭川市に災害派遣されていた自衛隊は、21日で活動を終了します。国の災害派遣医療チームは「出口は確実に見えている」と現状を分析しました。

旭川市の吉田病院には21日朝も自衛隊員を乗せたバスが到着しました。この吉田病院と北海道療育園には、災害派遣要請を受けた自衛隊が、看護の応援業務に入っています。

自衛隊への派遣要請という、最後の手段に踏み切った旭川市と北海道。看護部隊が初めて両施設に入ったのは、2週間前の12月8日のことでした。

看護官を含む10人の隊員は、現地の看護師らと同様、シフトに入って看護業務にあたっているほか、シーツの洗濯や、施設の防疫などの活動を続けています。

人出不足を旭川市や北海道に訴えてきた国の災害派遣医療チームDMATの近藤久禎さんです。

(DMAT 近藤久禎事務局次長)「自衛隊派遣の決め手というのは、圧倒的な人手不足です。40から50人の人員は必要だという状態でした」

吉田病院の支援に入った当時の状況から、現在は脱却しつつあると分析します。

(DMAT 近藤久禎事務局次長)「自衛隊の支援を得て本当に出口への道を吉田病院の方々も力強く進めたんじゃないかと思っています。(吉田病院は)出口が確実に見えているという状況ですので、一時に比べると負担は軽くなったと思っています。ただ療育園に関してはまだまだ現場の方々の苦労は続いていると思いますので、我々としてもそれをしっかりと続けなければいけない」

北海道と旭川市は、こうした状況を踏まえて、自衛隊の派遣延長をしないことを決定し活動は21日で終了する予定です。

しかし、今後も病院や施設が医療や介護体制を維持できるような支援が不可欠です。

(DMAT 近藤久禎事務局次長)「医療と介護のシステムの崩壊からなくなる命、需給のバランスが長く崩れることによる死亡はかわいそうな悲劇的な死亡だと思いますのでしっかりへらしていくことが重要」

依然として綱渡りの状態が続く旭川市の医療提供体制。せっかく見えた出口を遠ざけないため、継続的な支援の仕組みづくりが急がれます。

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