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Thursday, April 1, 2021

長野県で聖火リレー 長野五輪ゆかりの地めぐる|NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB

東京オリンピックの聖火リレーが1日から長野県で始まり、長野オリンピックゆかりの施設などを聖火がめぐりました。

1日と2日の2日間、長野県内の14の市町村で行われることになっていて、午前8時すぎに軽井沢町からスタートしました。
県内最初のランナーはピョンチャンオリンピックに出場したカーリングの両角友佑選手で、長野オリンピックでカーリング競技の会場になった「風越公園」を走り始め、その後、佐久市や山ノ内町などに聖火がつながれました。
そして午後5時ごろ、長野オリンピックのスキージャンプで日本勢が金メダルを獲得した「白馬ジャンプ競技場」に聖火が到着しました。
この日は信州初の宇宙飛行士、油井亀美也さんが佐久市を走ったほか、白馬村では、モーグルの上村愛子さんもランナーを務めました。
沿道には多くの人が集まり、ボランティアのスタッフが、間隔を空けたり、拍手で応援したりするようプラカードを掲げて注意を促す場面もありました。
午後7時すぎからは、長野市で聖火リレーが行われますが、市内で新型コロナウイルスの感染者が急増していることから、「善光寺仲見世通り」の区間とゴール地点での催し「セレブレーション」は、無観客にする対策がとられています。
2日は、飯田市から松本市まで7つの市と町を聖火がめぐります。

午後5時ごろには白馬村のゴール地点で、1998年の長野オリンピックで日本勢が金メダルを獲得した「白馬ジャンプ競技場」に聖火が到着しました。
聖火を運んだのは白馬村で育ち、オリンピックに5大会連続出場したモーグル元日本代表の上村愛子さんです。
上村さんがトーチを手に競技場に入ると、訪れた人たちは手を振ったり、大きな拍手を送ったりして応援しました。
一方で、上村さんの姿をひと目見ようと人が集まり、密になる場面もありました。
長野オリンピックで競技の運営に携わったという村に住む60代の男性は「長野オリンピックを誇りに感じているので、上村さんがこの場所に明るい笑顔で聖火を運んでくれてとてもうれしいです。いい思い出になる東京オリンピックになってほしいです」と話していました。
上村さんと小学校から高校まで同級生で、自身もスキークロスでバンクーバーオリンピックに出場した福島のり子さんも応援に訪れ、「上村さんがとても楽しそうに走っていたのがよかったです。オリンピックは多くの人が注目するイベントだと改めて感じました。東京オリンピックが成功するように願っています」と話していました。

長野県で始まった聖火リレーでは、新型コロナウイルスの感染対策をとりながら、聖火を迎えるための式典が行われました。
このうち野沢温泉村では聖火を歓迎する式典「ミニセレブレーション」が村役場で行われ、マスクをして見学に訪れた人が、その場で測った体温と住所などを受付で記入してから会場に入りました。
会場では聖火ランナーが到着する前に、太鼓の演奏グループ12人が地元伝統の「道祖神太鼓」を披露しました。
訪れた人は10メートル以上離れた場所から、力強いバチさばきと迫力のある音に聞き入っていました。
そして、太鼓の演奏グループは、観客がさらに集まって「密」になることを避けるため、聖火ランナーが到着する前に演奏を終えました。
太鼓が鳴りやんだ会場にランナーが到着すると、訪れた人たちは手を振ったり拍手をしたりして聖火を迎えました。
太鼓を演奏した「野沢温泉道祖神太鼓保存会」代表の岡本龍男さんは「聖火が到着する瞬間に太鼓の音で歓迎したかったが、密を避けるためにはしかたがないです。この1年間イベントがなくて太鼓の演奏を披露できなかったので、きょうは大勢の前で演奏できてうれしいです」と話していました。

長野県内で新型コロナウイルスの感染が再び拡大するなかスタートした聖火リレー、どのように受け止めているかJR長野駅前で聞きました。
会社員の40代の男性は「感染に気をつけてあまり集まらない感じでできるのであれば、せっかくの機会なのでいいのではないかと思います。沿道の応援だけであれば距離をとって見ることができると思います」と話していました。
医療事務の仕事をする40代の女性は「沿道で密にならないように観覧したいと思います。コロナ禍で世界中の人が大変な思いをしていると思うので、聖火リレーを応援し、世界の大会であるオリンピックに向けてみんなが1つになるように気持ちを高められたらと思っています」と話していました。
一方、感染拡大を懸念する声もありました。
自営業の50代の男性は「聖火リレーを応援したい気持ちはありますが新型コロナウイルスの感染が心配なので観覧には行きません。心の中や家庭で応援したりするのはいいと思いますが、盛り上がって結果的に人が集まって酒を飲みに行くなどしないか心配です」と話していました。
会社員の20代の女性は「聖火リレーで、長野県の人たちが少しでも明るい気持ちになるのであればいいと思いますが、人が密集してさらに感染拡大するのではないかと考えると少し怖いです」と話していました。

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