
去年まで東京の銀座でマジックを披露していた三条市出身の男性。いま着物に身を包み全国を歩いて旅しています。新型コロナウイルスの影響を受け人生が様変わりしたマジシャンの思いとは。
着物姿の男性のまわりに人々が集まってきました。9月20日の新潟市中央区。披露するのはテーブルマジックです。青空の公園が驚きと笑顔に包まれました。
<観客>
「え、すごーい!ちゃんと曲がっています。ありがとうございます。」
三条市出身の“着物マジシャン”佐藤基さん(24)です。
マジック歴は14年。去年3月まで東京・銀座のバーなどでスーツを着てその技を披露していました。しかし、新型コロナウイルスが 生活を一変させます。
<“着物マジシャン”佐藤基さん>
「銀座でしばらく働いていたんですけれども、そこもコロナで営業ができなくなって、それきっかけでそこのお店もやめて、自分で決まっていたマジシャンの仕事も全てなくなったのでもう本当にマジシャンの仕事が一瞬でゼロになりましたね」
これまで世界36か国でマジックショーを行い、海外ではいつもこの着物姿でした。今度は日本中に笑顔を届けたい。東京での仕事がなくなったのをきっかけに全国を歩いて旅することにしました。
<“着物マジシャン”佐藤基さん>
「今そのコロナで悲しいニュースが多い中、マジシャンが旅することによって地域活性化とか明るいニュースを地方に届けるという信念でやっています」
今年6月に北海道を出発。マジックを披露しながら日本海側を進み今月19日には新潟駅前に到着しました。
<“着物マジシャン”佐藤基さん>
「新潟駅着きました。めちゃめちゃうれしいです。なんかやっとホームに帰って来た感じがしますね」
この夜。新潟駅前のバーでマジックを披露することになりました。SNSで佐藤さんのことを知ったオーナーが店に招いたのです、感染症対策をとりながらのマジックショー。
<“着物マジシャン”佐藤基さん>
「それではみなさんマジックをさせていただきます。真ん中に戻して指を鳴らすと上に上がってきます。」
<観客>
「えー!」
こちらは「アンビシャスカード」というマジック。カードを束の一番下に置き、指を鳴らすと・・・一番上に上がってきました。
1か月以上に及ぶ時短要請を受け先週まで休業を続けていたこちらのバー。佐藤さんのマジックで久しぶりに楽しい空間を演出することができました。
<NAKAMABAR 澤渡和輝さん>
「やっぱり久々にイベントっていう形でさせていただいて、本当沢山の人集まっていただいて、コロナで来れないって方もいたんですけど、やっぱりこうみんなの笑顔というかマジックという形で驚きと感動を与えてくれる、そういったイベントはすごいうれしいなっていうか楽しかったなって思います」
<“着物マジシャン”佐藤基さん>
「このご時世イベントですとかそういう催し事が自粛されてる中、このマジシャンが旅することによってこの地方に明るい話題をつくれたらいいなと思って、これからも子どもたちですとかマジック見た事ない方々にマジック見てもらって各地に元気を届けたいと思います」
コロナ禍に日本を縦断する着物マジシャン。来年2月には旅のゴール、沖縄に到着するということです。
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