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Thursday, October 7, 2021

【独自】叔父殺害前に数千万円に保険金増額、自ら受け取るため親族に委任状書かせる - 読売新聞オンライン

 福岡県うきは市で4月、車修理中の事故に見せかけて男性を殺害したとして、男性のおいが逮捕された事件で、おいが事件前、男性の自動車保険の契約内容を変更し、死亡時の保険金を数千万円に増額していたことが捜査関係者への取材でわかった。自らが保険金を受け取れるよう親族に委任状を書かせたとみられることも判明。保険金は支払われなかったが、県警は詐欺未遂容疑でも調べる。

 殺人容疑で逮捕されたのは、運送会社会長の松成英一郎容疑者(54)。松成容疑者は4月1日夜、同市浮羽町の駐車場で、叔父で自らが経営する運送会社の社員だった西村一敏さん(64)を、軽乗用車で複数回ひくなどして殺害した疑いがある。松成容疑者の関係者によると、容疑を否認しているという。

 松成容疑者は事件直前、西村さんに電話で連絡を取った履歴があり、県警は松成容疑者が西村さんを現場に呼び出したとみている。

 捜査関係者によると、西村さんは、松成容疑者が経営する保険代理店経由で自動車保険に加入しており、事件前に死亡時の保険金が数千万円に増額されていた。保険金は別の親族が受取人になっていたが、松成容疑者は西村さんの死後、自らが受取人になるために、この親族に受け取りを放棄する内容の委任状に署名させたとみられるという。

 松成容疑者は、西村さんが加入していた生命保険と自動車保険で計数千万円の保険金を請求。生命保険の約1500万円を受け取った。

 一方、県警は事件後、西村さんの遺体発見時の状況について実証実験を行った。西村さんは、うつぶせで右肩に自分の車の前輪が乗り上げた状態で見つかったが、県警が丸太を車の下に置いて実験したところ、車は乗り上げた状態では止まらなかったという。

 県警は松成容疑者が何らかの方法で西村さんを車の下に潜り込ませた後、車でひいたとみている。

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