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秋の味覚『松葉ガニ』が乗客と一緒に新幹線に乗って関西に到着です。 松葉ガニが水揚げされたのは国内有数の産地・鳥取県。松葉ガニの輸送は、通常はトラックの深夜便を使いますが、それでは関西に到着するのは翌日となってしまうため、今回は電車を乗り継いで運ぶことで即日輸送を目指しました。 最初に積み込まれるのは米子駅の特急「やくも」。次々と乗り込む乗客に続いて松葉ガニが車内へ。そしてはるばる線路に揺られること2時間、まずは岡山県に向かいます。午後1時38分、岡山駅に着いた松葉ガニ。新大阪を目指すため、駅の構内で特急から新幹線へ乗り換えます。 (記者リポート) 「新幹線の乗り換え口です。カニは乗客と同じように改札を通って新幹線に積み込まれます」 今回の事業はいわゆる『貨客混載』、人とモノを一緒に運ぶ取り組みです。鉄道の王様・新幹線まで駆り出された背景には、新型コロナウイルスの感染拡大による鉄道利用の激減があり、新幹線も例外ではないからです。“人がいないならモノで補え”と新たな活路を模索した結果で、カニの輸送はJR西日本では初めてです。 (記者リポート) 「境港で獲れたカニを載せた新幹線がいま新大阪に到着しました」 午後2時38分、朝どれの松葉ガニが乗った新幹線が新大阪駅に到着。長い手が動いていて、まだ生きていました。今のところ『貨客混載』は厳しい状況を乗り切るための一手ですが、将来的な沿線の活性化も見据えています。 (JR西日本・営業本部 財剛啓副本部長) 「冬の日本海の味覚の代表でありますカニを、まずは関西で味わっていただく。そして次は実際に山陰に行ってその真の魅力を肌で感じていただきたい」 松葉ガニの列車輸送は来年3月下旬まで行われます。
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