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Thursday, March 24, 2022

茨城・東海村、村民会議の議案書受け取る 原発再稼働で - 日本経済新聞

東海村は23日、日本原子力発電の東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働問題を巡り、村民が自らの問題として話し合う「自分ごと化会議」の提案書を受け取った。

提案書では(1)原子力事業所の多さや交付金について知る(2)新たな村の魅力を創出(3)原発に賛成か反対でない人も議論に参加(4)行政や事業者と住民の情報ギャップを解消(5)安全性対策工事のプロセスやリスクを住民に説明(6)避難計画を整備――の6項目を示した。

提案書づくりに参加した村民からは「原発というセンシティブな話題について掘り下げたので提案を実らせてほしい」などの声があがった。東海村の山田修村長は「住民の意見を吸い上げる過程で個人に考えを深めてもらう意義があった」と説明。避難計画の策定について村民に改めて説明し、継続して村民の議論を促す場をつくる考えも示した。

自分ごと化会議は同原発の再稼働問題を巡る意向を把握するため、選挙人名簿から無作為抽出した村民が参加する形で2020年12月に始まった。計25人が参加し、5回の議論を経て提案書を作成。東海第2と東京電力福島第1原発も視察した。

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