戦後初の国産旅客機「ＹＳ１１型機」の量産１号機の機体が羽田空港から大型トレーラーで運ばれ、茨城県内の保管場所に到着しました。
今後、再び元の形に組み直され、航空産業の貴重な歴史資料として展示・公開される予定です。
戦後初の国産旅客機、「ＹＳ１１型機」の量産１号機は、平成１０年の引退後、国立科学博物館が羽田空港の格納庫で保管してきましたが、茨城県筑西市にある民間施設「ザ・ヒロサワ・シティ」に移されることになりました。
運搬のため解体された機体は、２８日未明、胴体と左右の主翼が大型トレーラーでおよそ５時間かけて運ばれ、明るくなるのを待ち、午前９時ごろから保管場所に降ろす作業が行われました。
現場には関係者や愛好者が集まり、写真に収めながら作業を見守っていました。
２８日ですべての部品の搬入が完了し、国立科学博物館によりますと、機体に損傷などはないということで、今後、再び元の形に組み直し、ことしの秋の展示・公開を目指したいとしています。
国立科学博物館産業技術史資料情報センターの鈴木一義センター長は「組み立て作業も公開するなど、子供たちをはじめ多くの人に見てもらい、旅客機を一から作ることの大変さやすごさを伝えたい」と話していました。
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March 27, 2020 at 07:50PM
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ＹＳ１１量産１号機が保存施設へ｜NHK 首都圏のニュース - NHK NEWS WEB
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