20日夜、横浜港のクルーズ船から第3陣となるバスが到着しました。
クルーズ船内の感染者やその家族のうち、39人が愛知県岡崎市の施設にきましたが、このうち4人に肺炎の疑いがあり、医療機関に搬送されました。
滞在する感染者らと、医療センターで働くスタッフに地元から支援の手があがっています。
“無症状”で船から搬送も その後“肺炎の疑い”
愛知県岡崎市の医療センターに20日夜、到着したのは、横浜港のクルーズ船で感染し、“無症状”の乗客23人と濃厚接触者の家族ら16人です。
39人は到着後、まず1階のロビーで医師や看護師から発熱や咳がないかなどのチェックを受け、異常がみられなければ滞在先の4階と5階にあがっていきます。
20日、この段階で3人に“肺炎の疑い”がみられたことから別の医療機関に搬送したということです。
施設側によると、その後、新たに1人を搬送。運ばれた4人は、男性が3人女性が1人で、50～70代だといいます。
これで20日から続いた感染者の受け入れは合わせて96人に。そのうち13人に“肺炎の疑い”があったことから、施設には現在83人が滞在しています。
地元からは支援の手 若手農家「おいしいもの食べて元気に」
滞在者に対して、地元・岡崎市では支援の輪が広がっています。
岡崎市内の若手農家約10人が、支援物資として、米300kg、ミニトマト3kg、イチゴ約400粒を差し入れたのです。
「せっかく岡崎にきてもらえるなら、なにか協力したいと考えた。おいしいものを食べて元気になってもらいたい」（差し入れを行った農家）
「本当にみんな一生懸命頑張っていますので、その中でご厚意を示していただいたことは我々の大きな力になります」（医療センタースタッフ）
差し入れられたイチゴとミニトマトは21日、おやつの時間に滞在者に提供されたということです。
施設側によると、感染者らの退所の時期については目処が立っておらず、厚生労働省との調整が続けられているということです。
愛知県内では9人目の感染者 別の感染者と居合わせ
そして、20日夜、愛知県内で9人目の感染者が発表されました。
感染したのは、80代の日本人男性です。この男性は、発熱があったことから市内の医療機関を受診し入院。20日に検査の結果、陽性と判定されました。
男性は、ハワイから帰国後に感染が確認された名古屋市の60代女性が検査前に立ち寄っていた先の室内で同じ時間帯に居合わせていたということです。
（2月21日15：46～放送『アップ！』より）
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