【ワシントン=船越翔】米製薬大手ファイザーは9日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、最終段階の臨床試験で9割以上の参加者に予防の効果がみられたとの中間結果を発表した。安全性の検証を進めた上で年内に最大で5000万回分、来年には13億回分の生産を計画していることも明らかにした。
今月中旬にも米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する方針だ。ファイザーは日本政府との間で、来年上半期に1億2000万回分を供給することで合意している。
臨床試験は独製薬企業ビオンテックと共同で行っており、約4万3500人が参加する。発表によると、参加者の中で感染が確認された94人のうち、ワクチンを接種した人と偽薬を投与された人の割合を比べ、9割超の人にワクチンの効果があったと判断した。大きな副作用は見られなかったという。
アンソニー・ファウチ国立アレルギー感染症研究所長は9日、「非常に素晴らしい結果で、我々の新型コロナ対策にも大きな影響を与えるだろう」と述べた。
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