
1日夜、成田空港で日本貨物航空の機体が着陸の際に滑走路と接触したとみられる事故で、国の運輸安全委員会は航空事故調査官を派遣し原因の調査を始めました。
1日午後7時ごろ、香港から成田空港に到着した日本貨物航空の貨物機の胴体の後ろの下の部分に幅90センチ、長さ3メートルほどにわたって、こすったような痕が見つかりました。
国土交通省によりますと、貨物機は気流の乱れのため一度、着陸をやり直してから到着しましたが、その際に機体が滑走路と接触した可能性があるということです。
乗員2人にけがはありませんでしたが、機体の損傷の程度が大きいことから、国土交通省は事故につながりかねない「重大インシデント」から「航空事故」と判断を切り替え、国の運輸安全委員会から航空事故調査官2人を派遣して原因の調査を始めました。
成田航空地方気象台によりますと、成田空港の1日午後7時の天候は晴れで、風速4.6メートルを観測していたということです。
日本貨物航空は「運輸安全委員会の調査に全面的に協力します」とコメントしています。
運輸安全委員会の河上擁一航空事故調査官は、2日の調査終了後、報道陣の取材に応じ、「こすったような痕があった機体の内側のフレームが若干ゆがんでいることや、リベットと呼ばれる金属製の留め具がいくつか外れていることが分かった。今後はフライトデータレコーダーの解析を進めるとともに、当時の気象状況についても調べていきたい」と話していました。
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