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Tuesday, March 9, 2021

さよならホッキョクグマのゴーゴくん 天王寺動物園で子どもが生まれたけど…横浜へ | MBS 関西のニュース - 毎日放送

さよならホッキョクグマのゴーゴくん♂ 天王寺動物園で子どもが生まれたけど…横浜へ

更新:2021/03/09 19:47

 大阪にある「天王寺動物園」の人気者といえばホッキョクグマのオス「ゴーゴくん」(16歳)。3月8日にひっそりと横浜の動物園へ旅立ちました。去年11月に子どもが生まれたばかりなのに一体なぜなのでしょうか?

 3月9日に天王寺動物園にオープンした学習施設「TENNOJIZOOMUSEUM」。かつて飼育されていたアジアゾウ「ユリ子」の全身骨格標本やペンギンの剥製などが展示されています。他にも、オリジナルメニューが揃った飲食店「FooZoo」や、グッズが並べられた物販店「GooZoo」もオープンしました。

 新たな施設のオープニングイベントで賑わう一方、ちょっぴり寂しい出来事も…。ホッキョクグマの「ゴーゴくん」は、天王寺動物園の顔として多くの人びとに愛されてきましが、3月8日にスタッフが見守る中、ゆっくりとトラックに乗せられたゴーゴくん。実は神奈川県の「よこはま動物園ズーラシア」へ引っ越しすることになったのです。

 ゴーゴくんといえば、去年11月にイッちゃんとの間に赤ちゃんが生まれたばかり。赤ちゃんは日を追うごとにすくすくと成長していて、親子3頭の仲睦まじい姿が早く見たいと思っていた人も多かったはず。それなのにどうして引っ越しすることになったのでしょうか?

 (天王寺動物園 油家謙二さん)
 「(育児中に)オスが近くにいるとお母さんにとってストレスになってしまいますので、一緒にすることができないんですね。」

 ホッキョクグマのオスは、赤ちゃんを自分の子どもだと認識せず、傷つけたり、時には殺したりしてしまうため、イッちゃんが安心して子育てに集中できるように隔離する必要があるのだといいます。では、ゴーゴ君はもう大阪に戻ってこないのでしょうか?

 (天王寺動物園 油家謙二さん)
 「イッちゃんの子育てが落ち着いて、役目を果たすと、戻ってくる可能性はあります。」

 コロナ禍でお別れ会もできない中、園の外に集まったファンに見送られながら、古巣を旅立ったゴーゴくん。3月9日には、無事に新居となる「よこはま動物園ズーラシア」に到着しました。新天地ではメスの「ツヨシちゃん」(17歳)との間で新たな赤ちゃんをもうけることに期待が寄せられています。

 (天王寺動物園 油家謙二さん)
 「(天王寺動物園での)ひと仕事を終えて、次のところでまた頑張ってほしいという気持ちですね。横浜も行けない場所ではないので、そちらにも是非行ってもらって、元気な姿を見てもらえたらなと思います。」

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