最大でおよそ99万回分と、これまでで最も多い新型コロナウイルスのワクチンを載せた航空機の第4便が、8日午前、成田空港に到着しました。
アメリカの製薬大手ファイザーのワクチンが日本に届くのは先月12日以降、今回が4回目で、午前9時40分すぎ、生産工場のあるベルギーから成田空港に到着しました。
政府によりますと、今回到着したワクチンは、前回、3回目に到着した量の2倍近くで、これまでで最も多い最大でおよそ99万回分にあたるということです。
ドライアイスとともに専用の箱に入れられていて、航空機の貨物室から取り出されたあと倉庫に運ばれ、トラックで空港の外の保管場所に向けて運び出されました。
これまでに日本に届いたワクチンは最大でおよそ236万回分で、人数にしておよそ118万人分が確保されたことになり、来週以降も、順次、到着する予定です。
厚生労働省は今月から本格的に始まった医療従事者への優先接種について、ことし5月の前半までに、2回接種するのに必要なワクチンをすべての都道府県に配送できるという見通しを示しています。
また、およそ3600万人の高齢者に対する優先接種は来月12日から始まり、6月末までに全員が2回接種するのに必要なワクチンを配送するとしています。
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