ホーチミン市の都市鉄道メトロ1号線で使用する日本製車両2車両を積んだ貨物船が6月10日に山口県の徳山下松港を出て、20日にホーチミン市のカインホイ港に到着しました。
ベトナムでは車両の到着に大歓迎ムード。
メトロ1号線の請負をしている日立製の鉄道です。
2020年10月に3両、今年5月には2両の計5両の車両がホーチミンに輸送されています。
メトロ1号線では、17の3両編成列車が走る予定とのこと。
なので、合計51両の日立製車両がホーチミンを走るというわけですね。
あと46両の車両が日本からホーチミンに運ばれるのか。大変だなぁ～。
トレーラーで輸送されたこの2車両は、メトロ1号線で試運転をする予定です。最初に、列車はLong Binhを走り、次にBinh Thai交差点（Thu Duc市）まで走ります。
そして列車はTan Cang駅（Binh Tanh区）まで走り、ルート全体を走ります。
当初の試運転は日立の請負業者が担当し、運転士、運転・整備等の国内担当者も研修終了時に調整を行います。
列車のテストに加えて、電気、信号情報（列車制御）、レールなどのサポートシステムもテストされます。
メトロ1号線はすべて日本製です。長さ61.5m、３両編成で930人の乗客を乗せられる。設計速度は地上時速110km 、地下部分で時速80 kmまで可能。
メトロ一号線の総投資額は437,000億ドンを超え、全長約20 kmで、3つの地下鉄駅と11の高架駅があります。プロジェクトは現在85％以上に達し、2022年に運行開始の予定です。
ハノイの中国製都市鉄道はどうか？
中国に委託して、安全性に問題があるハノイの都市鉄道２A号線はどうなっているのか？
2021年6月30日時点で今だ運行していません。
しかし、運賃についてのニュースが6月4日にハノイ人民委員会から発表されました。
この運賃は6月14日から適用されて、また運行開始から15日間は無料。
乗車距離によって8000(約40円)～1万5000(約75円)VNDとなるらしい。
電子決済の場合は7420～1万4500VND(約36～70円)となり、割安になる。
また、1日フリーパス券は3万VND(約150円)。1か月定期券は20万VND(約1000円)で、学生・工業団地で働く労働者は1か月10万VND(約500円)と安くなる。
また、政府機関の公務員・職員、工業団地以外の企業勤務の労働者は1か月14万VND(約750円)となる。
革命功労者、高齢者、障がい者、6歳以下の子供、貧困世帯は無料となっている。
安く設定されているし、誰もが乗りやすくなっている料金でとても良いですね。
しかし、運行されない事には乗ることが出来ません。。。
個人的には早く乗りたいと思っています。
商業運行早期希望します！
■以下は筆者がベトナムの都市鉄道について書いた記事のリストです。併せてお読みください。
▼「どうかご理解ください」ベトナムの中国製都市鉄道、5月1日の商業運行できず /ベトナムの日本人
▼ 大丈夫？ベトナム ハノイの中国製都市鉄道が５月1日から商業運行開始！ / World Voice ベトナムと日本人
▼ハノイの中国製都市鉄道、火災防止に欠陥 駅が建物に近すぎる？ / World Voice ベトナムと日本人
▼ホント？ ハノイの中国製都市鉄道が3月に運行開始予定！？ /ベトナムの日本人
▼ 問題だらけのハノイの中国製都市鉄道が試運転を開始！ / World Voice ベトナムと日本人
▼運行出来るのか？ハノイの中国製都市鉄道 安全認証を2020年末までに / ベトナムの日本人
▼安全じゃないから？ ハノイの中国製都市鉄道は完成しても運行できない / World Voice ベトナムと日本人
VN Express 2021.6.3と2021.6.4の記事を翻訳・参考にして記事を書いています。
からの記事と詳細 ( 日立製電車 ホーチミン メトロ1号線 2車両がベトナム到着！ ハノイはいまだ運行出来ず - Newsweekjapan )
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