
◆公的年金には世代間格差、50歳は逃げ切れる?
数年前から話題になっている公的年金の世代間格差。若い世代ほど不利というのは本当にそうなのでしょうか? 世代間格差があるとして、現在50歳前後の人の年金はどうなるのでしょう?
日本の公的年金は、将来にわたって安定的な給付ができるかどうかを見通すために5年に1度、財政検証を行うことになっています。2019年の財政検証によれば、生年度による65歳時の所得代替率は次の通りです。
・1954年生まれ(65歳)……61.7%
・1959年生まれ(60歳)……60.2%
・1964年生まれ(55歳)……58.6%
・1969年生まれ(50歳)……56.6%
・1974年生まれ(45歳)……54.1%
・1979年生まれ(40歳)……51.7%
・1984年生まれ(35歳)……50.8%
(年齢は2019年時点。「2019年財政検証関連資料」の「生年度別に見た年金受給後の厚生年金の標準的な年金額(夫婦2人の基礎年金含む)の見通し」、出生中位、死亡中位、ケースIIIより)
ちなみに所得代替率とは、その時点での現役男子の平均手取り収入に対する公的年金額の割合です。
1954年生まれの所得代替率が約62%であるのに対し、1969年生まれの50歳は約57%と下がっていますが、1984年生まれの35歳の約51%に比べればマシという受け止め方もできます。とはいえ50歳が逃げ切りといえるかは微妙なところ。
しかしこれは、あくまで受け取り始めた時点での話で、受け取り始めてからも公的年金額は変更される点に注意が必要です。
からの記事と詳細 ( 50歳は年金逃げ切り世代?将来受け取る公的年金の見込み額は? - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス )
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