東京オリンピックに向けた選手団の入国が本格化する中、ドイツのボート競技の選手団が２日夜、事前合宿を行う兵庫県豊岡市に到着しました。
兵庫県豊岡市では、東京オリンピックのボート競技のドイツとスイスの代表チームが事前合宿を行う予定で、１日、羽田空港に到着し新型コロナウイルスの検査でいずれも陰性が確認されたドイツの選手団３９人が２日夜、城崎温泉に到着しました。
豊岡市は、新型コロナウイルスの感染対策のため、歓迎会や市民との交流イベントの中止を決めていますが、地元の人たちが旗を持って、バスに向かって手を振り、出迎えました。
温泉街では、駅や温泉施設の入り口に国旗を描いたのれんをかけたり、住宅の軒先にタペストリーを掲げたりして、もてなしの気持ちを表しています。
バスに向かって国旗を振った中学２年生の男子生徒は、「選手の姿が見えてかっこよかったです。応援したいです」と話していました。
選手団の受け入れをサポートする円山川城崎ボート協会の結城英和理事長は、「選手も入国することに不安があったと思うが、歓迎の気持ちが伝わったと思う。温泉街の雰囲気を味わいながらトレーニングに励んでもらい、ぜひ金メダルをとってほしい」と話していました。
選手たちは、３日から市内を流れる円山川で練習を始めることにしています。
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