サガテレビ
有明海沿岸道路について。こちらをご覧ください。 先週の土曜日、芦刈南インターチェンジから福富インターチェンジが開通しました。これで県内の有明海沿岸道路は佐賀市から白石町までの10キロがつながりました。 開通でどう変わるのか、取材しました。 リポート:「こちらが白石町・鹿島市方面です。この六角川に六角川大橋が架かったことで、反対側の小城市や佐賀市方面へのアクセスが格段に良くなりました」 真っすぐに伸びた橋の上を、何台もの車が行き交います。佐賀市から白石町までつながった有明海沿岸道路。 山口知事:「様々な農産物・海産物・物流がつながる。さらに言えば命がつながっていく。そんな形にこの道路が発展していけばいいなと」 今回開通したのは、芦刈南インターチェンジから福富インターチェンジ。地元の住民からは期待の声が挙がりました。 白石町民:「白石から佐賀が近くなるのでとても便利になるかなと。いつも道路が混雑していたのが無くなるのでとても助かる」 白石町民:「うれしい。あっという間に佐賀から着けるようになるので。仕事が佐賀市内なので毎日利用している」 今回の開通で最も大きいのは、小城市と白石町をまたいで「六角川大橋」が架かったこと。全長約1キロで、県内では3番目に長い橋です。 これまで主に利用されていた国道444号線の「住ノ江橋」は、道幅が狭いことが課題でした。 県道路課 青山拓実副課長:「大型車は離合(すれ違い)が難しい。どちらか(の車線)で大型車が待っている状態で行き来している。渋滞する要因になっている。あるいは危ない状況。そこが一気に解消される」 期待されるのは、時間短縮効果です。 では、実際に移動時間はどれぐらい短くなるのでしょうか。 リポート:「現在、午前8時です。通勤する人が多いこの時間帯で、白石から佐賀までどれぐらいかかるのか、有明海沿岸道路を一切使わずに向かってみます」 検証スタート。道の駅しろいしから佐賀県庁までの時間を計ります。 リポート:「交通量自体は少なくはないが、渋滞はしないですね…」 通ったのは、主に国道444号線。信号以外で止まることなく、順調に佐賀市に向かいます。そして到着。 リポート:「佐賀県庁に到着しました。結果は…33分30秒ぐらい。交通量もそれなりにあったし、沿岸道を全く使わないルートだとやはりこれぐらいの時間はかかるのかなと」 27日では、有明海沿岸道路を使うとタイムが何分縮むのか…。 リポート:「前回と同じ午前8時です。有明海沿岸道路を通って、白石から佐賀へ移動します」 さっそく、今回開通した福富インターチェンジから有明海沿岸道路へ。 リポート:「もう嘉瀬南ICです。早い。信号が無いので走っていてストレスがないですね」 しかし、嘉瀬南インターチェンジで降りたあとに少し渋滞する様子も。果たして、時間は…。 リポート:「到着しました。結果は…25分50秒。有明海沿岸道路を使うと白石から佐賀の移動はおよそ8分短くなりました」 利便性の向上で、「地域振興」にも期待を寄せるのが白石町です。 町の人口は30年前と比べ3割近く減っていて、県内では減少率が最も高い町です。福富インターチェンジが開通したことは、町にとって大きなチャンスです。 白石町 百武和義副町長:「交流人口はものすごく増える。その方たちを素通りさせるのではなく、町のPR・活性化につなげたい」 一方、有明海沿岸道路をめぐっては「軟弱地盤対策」という課題も。 2016年には、大雨で盛り土が崩壊し道路が陥没。また、去年も盛り土が沈み、路面にひび割れが生じた場所がありました。 県道路課 青山拓実副課長:「ああいうことは二度と起こしてはならない。過去の地図などを見て昔、水路だったところなどはより慎重に地質調査をやってより慎重に施工した」 有明海沿岸道路は佐賀県が整備する20.5キロのうち10キロが開通。福富インターチェンジより先の区間は、県が工法の検討を進めています。
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