年金は繰り上げ・繰り下げ受給が可能
老齢年金は、繰り上げ・繰り下げ受給が可能です。繰り上げ受給をすると、年金を早く受け取れますが受給額は減ってしまいます。逆に、繰り下げ受給をすると年金を受け取るのが遅くなりますが、受給額は増えます。 減額率と増額率は異なるため、事前に把握をして、計画的に繰り上げ・繰り下げをすることが大切です。 ここでは、年金の繰り上げ・繰り下げの違いについて見ていきましょう。 ■繰り上げは減額 老齢年金は受け取る時期を繰り上げることができます。繰り上げとは、前倒しで年金を受け取ることです。年金は原則65歳からの受け取りですが、最大60歳まで1ヶ月単位で繰り上げが可能です。繰り上げをすると年金を早く受け取れる分、1ヶ月につき0.5%受給額は減額となります。 60歳0ヶ月まで繰り上げをすると30%減額となり、本来65歳で受け取る年金額の70%になります。仮に65歳時点の年金額が月あたり6万円だとすると、60歳0ヶ月の繰り上げで受け取れるのは月あたり4万2000円です。 このように、年金を繰り上げ受給すると、年金額は減額となり、その額はその後変わることはありません。 ■繰り下げは増額 年金は受け取る年齢を遅らせる繰り下げ受給もできます。66歳以降、最大70歳まで1ヶ月単位で繰り上げが可能です。繰り上げ受給は1ヶ月単位で0.5%減額となりますが、繰り下げ受給は1ヶ月単位で0.7%増額になります。 70歳0ヶ月まで繰り下げをすると42%増額となり、本来受け取る年金額の142%になります。仮に65歳時点の年金額が月あたり6万円だとすると、70歳0ヶ月の繰り下げで受け取れるのは月あたり8万5200円です。 このように、年金を繰り下げ受給すると、年金額は増額となります。また、この場合も増額後の年金額が変わることはありません。
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