Nippon News Network(NNN)
日本時間27日夜、イスラム主義勢力タリバンが実権を掌握したアフガニスタンから、日本人1人が自衛隊の輸送機で退避し、パキスタンに到着しました。 政府関係者によりますと、日本時間27日夜、退避を希望していた日本人1人が自衛隊の輸送機でアフガニスタンの首都カブールの空港からパキスタンに退避しました。共同通信の報道によると、この日本人は、共同通信のカブール通信員を務める安井浩美さん(57)だということです。 政府は、自衛隊の輸送機をカブールに派遣し、現地に残る数人の日本人や、日本大使館などに勤めるアフガニスタン人とその家族、およそ500人を退避させる計画を進めていました。 しかし、カブール空港周辺では治安状況が悪化し、多くの退避希望者は空港まで移動できない状態が続いていて、28日以降、アメリカ軍の撤退作業も始まることから、空港周辺の安全確保がさらに難しくなります。 こうしたことから政府は、自衛隊員や外務省の職員をカブール空港からパキスタンのイスラマバードまで撤退させた上で、退避に向けた努力を続ける方針です。日本人1人を除く退避希望者は、引き続きアフガニスタンに残される形となります。
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