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Tuesday, August 31, 2021

Windows 11のリリースは10月5日! プリインストールPCは? Windows Updateでの提供は?:Windowsフロントライン(1/2 ページ) - - ITmedia

 米Microsoftは8月31日(現地時間)、同社が現在開発中の次期OS「Windows 11」を10月5日より一般提供を開始すると発表した。以前の記事で「Windows 11の一般配信は2022年初頭以降が見込まれている」としていたが、今回の発表で“より早いタイミングで受け取れるユーザーもいる”状態になった。

Windows 11 発売日 新OS「Windows 11」が10月5日にやってくる

自分のPCでいつWindows 11が利用可能になるのか

 同社のBlog記事でも説明されているように、既存のWindows 10ユーザーに行われるWindows 11のアップグレード配信は、例によって「ローリングアップデート」方式となる。一斉に全ユーザーが利用可能になるわけではなく、Microsoft側が設定した条件に合致したユーザーから「Eligible(適合した)」と判断され、アップグレードの通知が出される。

 このあたりは、最初期にWindows 10が提供されたときと同様となるが、同社によれば10月5日以降、2022年半ばまでかけて“ゆっくり”と展開が行われる。現在の世界のWindows 10の稼働台数は13億台を突破しており、仮にそのうちの2割が1年近くをかけてWindows 11に移行するとしても、3億台弱のデバイスが対象となる。移行におけるトラブルや混乱も想定されるため、移行と検証期間をできるだけ余裕を持って確保しようという流れだろう。

 Microsoftによれば、当初は「new eligible devices will be offered the upgrade first」になるという。つまり、発売されて日が浅いOEM PCやハードウェア構成が新しいデバイスが最優先され、後は順次同社が「Eligible」と判断したデバイスから順番に配信が行われる。

 Windows 10の大型アップデート(機能アップデート)がそうであったように、こういった検証は、Microsoftのみならず当該ハードウェアを提供するOEMの判断や検証も含まれるため、新しいPCが必ずしも優先してWindows 11の配信を受けられると限らない点に注意したい。

 ただ、10月5日以降は製品版のISOが提供されるようになるため、Media Creation Toolを用いてのマニュアルでの強制インストールも可能になるとみられる。前回の連載でも触れたように、このマニュアルインストールでは、いわゆる「PC正常性チェック(PC Health Check)」アプリにあるような最小要件を満たすかのチェックの他、前出のような「Eligible」な状態であるかのチェックは行われない。

 つまりWindows 11の動作が仮に不完全だったとしてもインストールが可能になるため、自己責任でのアップグレードとなる点は覚えておきたい。

 また興味深い話題だが、現在Windows Insider ProgramのRelease Preview向けに、Windows 10 Insider Previewの「21H2」に相当するビルドが配信されているが、Windows Latestによれば、同チャネルのWindows UpdateのページにPC正常性チェックと同等のWindows 11の最小要件を満たすかの項目が出現しており、Windows 11 Insider Previewへの誘導が行われるという。

 興味がある人は当該の記事をチェックしてほしいが、おそらくWindows 11の一般配信も同様の画面での案内が行われると予想する。

Androidアプリ対応とWindows 11プリインストールPC

 今回のBlog記事でも告知されているように、2021年秋に配信されるタイミングではWindows 11上でAndroidアプリは利用できない。これはWindows 11上にサブシステムを構成し、Microsoft Store上にAmazonのアプリストアをアドオンする形でAndroidアプリの配信を行うもので、目下開発中となっている。

 以前にも指摘したように、Windows 11では大型アップデート(機能アップデート)の提供周期が毎年第2半期の年1回のみとなり、もしAndroid対応のためにWindows 11自体に大きな変更が加わるのであれば、この機能が正式実装されるのは2022年後半ということになる。ちょうどWindows 11の一般配信でローリングアップデートが終わる時期でもあり、このくらいが目安となるだろう。

Windows 11 発売日 Androidアプリ対応はもう少し先になる

 プリインストールPCの提供開始時期だが、最速のものであれば10月5日のタイミング、残りも10月から11月にかけてホリデーシーズン商戦での投入を狙ってくると考える。

 配信日が確定したように、Windows 11はほぼ完成状態になっている。8月27日(現地時間)の時点でWindows Insider ProgramのDev Channelのユーザーに対して「安定版を望む場合はBeta Channelへの切り替えを」との警告が行われている。

 前出のようにRelease Previewもこの検証サイクルに間もなく入ってくると予想され、従来のスケジュールにのっとれば3〜4週間程度で「RTA(Release To Manufacturing)」に相当する「GA(General Availability)」の状態に入る。順調にいけばリテール販売されるようなPCにおいても10月後半には店頭に並び始めるとみられるため、実際に店頭でデモ機に触れる機会も増えるだろう。

 なお、現時点でMicrosoftの新ハードウェアに関する情報は出回っていないが、例年通りのスケジュールだと考えれば、この10月5日に近いタイミングで「新しいSurface製品群」が発表され、10月後半から販売と店頭でのデモが開始される。今回、「Surface Duo 2」「Surface Book 4」「Surface Go 3」といった名前が挙がってきているのに加え、もはや定番となった「Surface Pro」の新製品あたりも登場する可能性がある。これらの情報も追って紹介していきたい。

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