Pages

Monday, November 29, 2021

「オミクロン株」を受けあすから外国人の新規入国原則停止|NHK 福岡のニュース - NHK NEWS WEB

南アフリカで確認された新たな変異ウイルス「オミクロン株」の感染がヨーロッパなどにも広がりを見せています。
これを受けて、岸田総理大臣は、あす午前0時から、世界のすべての国や地域を対象にビジネス目的などの外国人の新規入国を、原則、停止することを明らかにしました。
「オミクロン株」は、日本ではこれまでのところ、感染者は見つかっていませんが、国立感染症研究所が、国内でも「VOC=懸念される変異株」に位置づけ、監視体制を強化しています。
あす午前0時から、世界のすべての国や地域を対象に外国人の新規入国が原則、停止されるのを前に、きょう午後、福岡空港にはフィリピンからの便が到着しました。
空港では、到着口から出てくる人の姿も見られましたが、検査のためホテルに滞在することになった人もいました。
フィリピンに帰省していた義理の娘を迎えに来たものの、検査のためきょうは会えなかったという福岡市の女性は「会えなかったのは残念ですが、きょうのうちに入国できて電話で元気な声を聞けただけでも安心しました」と話していました。
空港の運営会社によりますと、あす福岡空港では国際線の発着はないということですが、あさって以降の便の運航については確認中だということです。
また、外国人の新規入国が原則、停止されることについて、留学生の受け入れ準備を進めていた福岡市の日本語学校からは落胆の声が聞かれました。
福岡市の「えにし日本語学校」ではこの2年近く、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う水際対策で、新規の留学生の受け入れができていませんでしたが、今月から制限が緩和されたことを受けて、受け入れ準備を進め、手続きが順調に行けば、年内にも新規の留学生を受け入れる計画でした。
しかし、きょう政府が世界のすべての国や地域を対象に外国人の新規入国を、原則、停止することを発表したことを受けて、計画の見直しを迫られています。
「えにし日本語学校」の宇野秀彰理事長は、「学生を迎えられると喜んでいただけに、はしごを外されたというか、正直がっかりしています。変異ウイルスのために政府が厳しい措置をとらざるを得ないのは理解できますが、このままでは私たちの経営も成り立たなくなります。水際対策の強化とあわせて、補償や対策を検討してほしいです」と話しています。
国立感染症研究所によりますとオミクロン株はウイルスの表面にある「スパイクたんぱく質」という突起のような部分にこれまでの変異ウイルスの中で最も多い、30か所の変異が見つかっています。
このため国立感染症研究所では、これまでよりも感染力が高まることやワクチンの効果の著しい低下、それに再感染のリスクの増加などが強く懸念されるとしています。
ただ、今のところ実験データなどがなく、疫学的な情報も十分ではないため症状の重篤度や、実際の社会でのワクチンの効果への影響などについて注視していく必要があるとしました。
その上で、個人の基本的な感染予防策として従来と同様に3密を避けることや特に会話の際にマスクを着用すること、それに手洗いなどの徹底が推奨されるとしています。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「オミクロン株」を受けあすから外国人の新規入国原則停止|NHK 福岡のニュース - NHK NEWS WEB )
https://ift.tt/3FWlkyR

No comments:

Post a Comment