東海テレビ
18歳以下の10万円給付は現金かクーポンか…東海3県で唯一クーポンで給付する方針を示していた名古屋市が、国の方針転換を受けて全額現金で給付することになりました。 河村名古屋市長： 「5万円2回ということでございますけど、全額現金で皆さんにお届けするということでご報告致します。全額現金でってことになれば、人間『そりゃ現金でちょうだいよ』ってなりますんで、名古屋もそういう方針でいきたいと」 18歳以下の子供に対する10万円相当の給付。半分はクーポン給付を基本としていた国の方針は二転三転し、結局現金10万円を一括で、または5万円ずつ2回に分けて給付する方法が認められました。 方針転換を受ける前の名古屋市は、現金とクーポンで給付する方向で調整していて、河村市長もこう話していました。 河村名古屋市長（12月13日）： 「僕はクーポンでやるのがええと思いますけど。本当はクーポンにせないかん、本当は。経済を盛り上げるんだったら」 景気対策を念頭に置くならばクーポンの方が効果的だと主張していましたが、市民からも現金での給付を望む声が多く、河村市長も持論を撤回することになりました。 急遽決まった名古屋市の現金給付。受け取る人たちはどう受け止めているのでしょうか。 Q.全額現金給付はご存じでしたか？ 名古屋市民： 「さっき知りました。育児してるとお金が結構必要だなと初めて知って、（現金給付は）すごい助かるなって思います。現金ってなった方が嬉しさはあるかなって感じです」 「（うれしいのは）現金ですかね。クーポンはなかなかどこで使っていいか、使い方がわからないというか。日用品に色々かかるので、おむつだったりとか。そういうのに使う」 「年末年始は何かと子供と一緒に出かける機会が増えると思うので、そういう時に使えるのでありがたいと思います。（子供たちが）もうすぐ3年生になる準備とかも始めなきゃいけないし」 入学や進級など何かと物いりになる時期を控え、自由に使える現金での給付を歓迎する声が多く聞かれました。 名古屋市は15日、児童手当を受給するおよそ13万7500世帯に最初の5万円を12月24日に振り込むことを通知するハガキを発送したばかり。 今から10万円を一括して年内に給付することは難しいため、残る5万円は1月に振り込まれます。 また今年9月以降に生まれた子や、申請が必要となる16歳から18歳までの子がいる世帯などは、1月以降に現金10万円が一括で給付されます。
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