
医療の進歩と健康保険制度の問題などで、医療現場は変わりつつあります。それにともない、医療保険も変化しました。もっとも大きな変化は、入院日数の減少です。ただ、日本の健康保険制度は手厚いので優先度が低い保険といいます。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏と横川由理氏が『NEWよい保険・悪い保険2022年版』(徳間書店)で解説します。
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保障は加入時がマックスで、だんだん小さくなる
▶収入保険
定期保険と同じように一定期間を保障する死亡保険です。保険金は一括ではなく、年金のように分割して受け取ります。時間の経過とともに保障額が減っていく分、保険料は安くなっています。
■保険金は一括ではなく年金形式で受け取る
収入保障保険は、定期保険の一種です。一定期間の保障があり、死亡したら保険金を受け取れます。定期保険との違いは、死亡保険金の受け取り方です。収入保障保険は一括ではなく、毎月年金のように受け取ります。
また保険金の金額も時間の経過とともに減っていきます。下の図でご説明しましょう。保険期間が終わりに近づくにつれ、受け取る年金の回数が減ります。したがって、受け取れる総額も減っていきます。このようなしくみになっているため、定期保険より保険料が安いのです。
収入保障保険は、もし死亡したとき、残された家族の生活費の補塡として役立ちます。子どもが小さいうちは、これからかかる生活費や教育費の負担がかなり大きくなります。小さな金額で大きな保障を買うことができるため、幼い子どもがいる家庭にとっては使い勝手のよい保険です。
ただ、保険期間の終了間際に死亡すると、保険金はわずかになってしまいます。その点を解消すべく、最低支払保証期間がついている商品もあります。指定した期間は保険金を払いますという約束で、2年や5年などと選べます。
たとえば、保険期間を65歳までに設定していて、64歳10ヵ月で死亡したら、たった2ヵ月分しか保険金を受け取れません。
しかし、最低支払保証期間を2年にしておけば、2年分が支払われます。
■自分にとって保険料が安い商品はどれ?
保険料は定期保険の3分の1程度ですが、年齢や性別、健康状態によって大きく変わります。喫煙の有無や血圧。
BMI などによって割引になる商品もあります。逆に、喫煙者は保険料率に区分がない商品がいいでしょう。
さまざまな特約もつけられますが、つけすぎると保険料も高くなります。
自分の条件で保険料が安い商品をいくつか選び、特約の違いを検討してみてください。
ちなみに、間違えやすいのが「収入保障保険」と「就業不能保険」。収入保障保険は死亡すると保険金を受け取れますが、就業不能保険は生きていることが条件です。
仕事ができない状態が続いた場合にお金を受け取れる保険で、死亡したら受け取れなくなります。
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