最大2万円分の「マイナポイント」が付与される対象となるマイナンバーカードの申請期限が2月末に迫り、役所には手続きを急ぐ人が連日駆け込んでいます。
名古屋市の中村区役所は、24日も朝の開庁直後から列ができるほど混雑していました。
18歳の申請者：
「マイナンバーカードを受け取りに来ました。PayPayのマイナポイントがもらえるので」
80代の申請者：
「マイナンバーカードを作ってもらわないかん。期限が決まっとるでしょ。もらえるなら何でももらえと」
お目当ては、新規で取得すると最大2万円分のポイントがもらえるマイナンバーカード。カードの申請期限が2月28日に迫っているため、駆け込みで受け取りにくる人が増えているのです。
【動画で見る】携帯ショップでも手続き可能…ポイント付与のマイナンバーカード申請期限迫る 駆け込みで区役所が混雑
受付のスタッフ：
「（今は）39人待ちです。3時間近くは待ってもらわないといけないんです」
午前中はカードの受け取りだけで3時間待ちでした。1日400人ほどが訪れる日もあるそうです。
30代の申請者：
「子供のマイナンバーカードを受け取りに来ました。PayPayでおむつ買ったりとかミルク買ったりとか。1時間くらい待っています」
50代の申請者：
「仕事の途中でちょっと抜けてきました。マイナポイントがもらえなくなるということなので、慌てて駆け込みで」
ところが、「ポイント目当て」の人は慌ててカードを受け取る必要はありません。カードの申請が2月中に済んでいれば、ポイントの申し込みは5月末まで期限が延長されています。
同・50代の申請者：
「（Q.ポイント付与は5月末に延長されていますが？）知らなかったです。もうちょっとゆっくり来ればよかったです」
別の50代の申請者：
「慌てて来なくてもよかったね。朝一番で来たんだけど」
知らずに慌てて来たという人も多くいました。
中村区市民課長：
「少し前は、12月末までに申請をして、2月28日までに受け取りの手続きをということだったので。（ポイント申請が）2月28日だと今も思って来ていただいている方もいるかと思います。受け取り手続きは5月31日に延期になりました」
中村区役所では、カードを交付する6つの窓口に加え、臨時の窓口を設けるなど、10人ほどのスタッフで駆け込みに対応しています。
名古屋市は、26日に中村区役所をはじめ全ての区役所を臨時で開き、受け取りを予約した人に対応します。
ポイントが欲しいという人が急がなければいけないのは、カードの申請です。2月28日までの期限はもう延長されません。
マイナンバーカードの申請は、全国の携帯ショップでも手続きが可能です。入店から10分ほどで完了するといいます。
ソフトバンク名古屋の店長：
「1日に5名ほどのお客さまが申請にいらっしゃいます。今まではこちらから提案して申請いただく方が多かったのですが、最近だとご自身で予約をいただいたり、問い合わせも非常に増えております。役所が混んでいて行けないという方もいらっしゃるので、交付後のサポートも含めて店頭でサポートできますということは、もっと伝えていきたいですね」
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