【ソウル＝木下大資】韓国の元徴用工訴訟問題で、戦時中に日本に動員され日本企業への勝訴が確定した生存者三人のうち一人が、韓国政府の示す解決策を受け入れ、賠償金相当額を受け取る意向を示したことが、関係者への取材で分かった。十五人いる原告のうち十人の遺族はすでに受け取ったが、生存者が受け取れば初めてとなる。
本人の意志が変わらなければ、韓国政府傘下の日帝強制動員被害者支援財団が近く支給を正式決定する。
韓国政府は三月六日、財団による「第三者弁済」で原告らに賠償金相当額を支給する解決策を発表。十人が弁済を受けた一方、生存者三人を含む五人は日本側の謝罪がないことなどから受け取りを拒否し、韓国外務省と財団が説得を続けていた。
解決策に反対する世論は根強いが、当事者が受け入れに転じれば、風向きが変わる可能性もある。
からの記事と詳細 ( 生存元徴用工１人、解決策受け入れへ 賠償金相当額受け取り：中日 ... - 中日新聞 )
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