岐阜県内各地で健在化してきた消防団の出不足（でぶそく）金の問題を受け、関市は市消防団の各分団長への聞き取り調査を実施した。２日、結果を公表し、入団しない住民から強制的に金銭を徴収するいわゆる出不足金を徴収する分団はなかったことが分かった。一方、地元の自治会などから金品支援を受けるいわゆる協力金を受け取っている分団が多数ある実態も明らかとなった。
同日開催の市議会代表質問で、鷲見勇議員（市政クラブ）の質問に答えた。尾関健治市長は協力金について「消防団の地域活動への感謝などという意味が込められており、自治会の総意で行われていると考える。ただちに問題で指導の必要があるとは思わないが、司法の判断なども含め、注視したい」と語った。市危機管理課によると、協力金は地域によって分団や班など受け取る母体が異なるが、計１９の分団で受け取り実態が確認されたという。
また出不足金について尾関市長は「今後も絶対に強要することがないよう、徹底する」と語った。
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March 02, 2020 at 03:49PM
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協力金受け取り多数 関市消防団、出不足金徴収なし - 岐阜新聞
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