こんにちは。世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回はモンテネグロの町コトルから日帰りで行って猫を堪能できる町、ヘルツェグノヴィとブドヴァを訪ねます。
【本記事は、猫の写真が多数あります。配信先ではリンクが表示されていない場合がありますので、JBpressのサイト(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/60525)にてご覧ください。】
ヘルツェグノヴィに着いてバスを降り、坂をくだっていくと、旧市街の入り口に小さな公園があって、猫が出迎えてくれました。
これはいい感じ。軽やかに歩きはじめれば、猫が現れて先導してくれました。
着いたところはベラビスタ広場。ちなみにベラビスタ(Bella Vista)は、すばらしい眺めという意味です。
広場には、カフェやレストランがテーブルを出していて、強い日差しを避けるためのパラソルが開いていました。パラソルの日陰に入り休んでいる猫は、堂々としたものです。
そろそろシエスタの時間です。猫たちも日陰の涼しい場所でお昼寝します。
ベラビスタ広場には地下水をくみ上げている泉の塔があり、若い女性たちが一所懸命に手を洗っていました。ここで手を洗えば、良縁に恵まれる、よい出会いがあると信じられているそうです。旅行客と思われるカップルの女性が手を洗ったことを彼氏は面白くなかったのでしょう。二人の仲がちょっと険悪な感じになっていました。
そのとき、1匹の猫が彼女の足下に駆け寄ったのです。「ほら、さっそくいい出会いに恵まれたよ!」。すると、彼氏の表情もほころんで、彼女と猫をスマホで撮影していました。猫、グッジョブ。
モンテネグロの猫を取り上げるのは2回目です。以前にコトルの猫たちをご紹介した記事はもうご覧いただいたでしょうか。
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きょうはコトルからバスで西方向、アドリア海に近いヘルツェグノヴィに向かいます。
コトルから、入り組んだコトル湾に沿ってバスは進みます。湖のように静かな海を眺めながら、1時間でヘルツェグノヴィに到着しました。
オリェン山の麓に位置するヘルツェグノヴィの旧市街は、急な斜面に張り付くように家が立ち並んでいます。高低差がある、立体的な街並みです。道のほとんどが坂か階段で、ところどころから顔を覗かせるコトル湾を見ることができます。
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