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Monday, November 30, 2020

Amazonの共有宅配ロッカー「Amazon Hub」を試す 思わぬ便利な使い方も! - マイナビニュース

最近、自宅以外で荷物を受け取れる宅配ロッカーサービスを街中でよく見かけるようになりました。自分自身や家族が不在でも荷物を受け取ることができ、またコンビニなどの取扱店舗で受け取るのと違って無人で操作できることから、自宅に宅配ロッカーがないユーザーにとっては気兼ねなく使えて便利な存在です。

Amazonの「Amazon Hub」は、そんな共有宅配ロッカーサービスのひとつです。自宅受け取りやコンビニ受け取りと違って、どのような利点があるのでしょうか。実際に使って試してみました。

配送先として指定するだけで利用可能

Amazon Hubをざっくり説明するならば、Amazonユーザーであれば誰でも使える共有宅配ロッカーサービス、ということになります。自宅への宅配ロッカーの設置が難しい場合や、そもそも自宅に不在がちで受け取りづらい場合に、確実に受領できるメリットがあります。宅配便の時間指定に合わせて帰宅したり、宅配事業者に再配達を依頼する必要もありません。

Amazon Hubに製品を送るには、注文時に配送先としてAmazon Hubを指定するだけです。郵便番号を入力すると、そのエリアにあるAmazon Hubが表示されますので、それらをアドレス帳に追加しておきます。注文は普段通りのフローで行い、配送先を選択する画面で、アドレス帳にあるAmazon Hubを指定すれば完了です。

なお、現時点ではまだそれほど多くのAmazon Hubが街中に存在しているわけではなく、東京でも23区外ともなると、郵便番号検索でまったく的外れなエリアが表示されることもしばしばです。リストの一番上に表示されたからといって、近所でない可能性があることは注意したほうがよいでしょう。

またAmazon Hubの中には、特定企業のオフィス内や大学のキャンパスの中など、関係者以外が立ち入れない場所に設置されていることがあります。どれだけ最寄りにあっても立ち入れなければ利用できませんので、こうした場合は別のAmazon Hubを選ぶことになります。

受領に必要なのはメールだけ。パスコードでも解錠可

さて、実際にAmazon Hubに送られた製品を受け取るにはどうすればよいでしょうか。受け取りにあたっては、荷物の発送時に届く、バーコードが記載されたメールが必要になります。

Amazon Hubロッカーの設置場所まで出向き、ロッカー内蔵のスキャナにこのバーコードを読み取らせることで、荷物を受領できます。スマホを使ったコインロッカーという感覚で、手順を間違えることはまずあり得ません。

また、メールに書かれたパスコードを使っての解錠も可能なので、家族などに代理で受け取ってもらうことも可能です。少なくとも、受け取りができずにオロオロしているうちに期限切れで返送されてしまった……というトラブルはなさそうです。

ちなみに大前提として、Amazon Hubロッカーの利用には、クレカ払いなど、支払いが事前に完了している必要があります。無人ロッカーなので当然ですが、代引きなどは対応していません。

Amazon Hubの上手な活用方法あれこれ

こうしたAmazon Hubですが、その特性上、さまざまな活用方法が考えられます。

基本的な使い方のひとつとして、購入したことが家族に知られると困るもの、例えば誕生日プレゼントなどをこっそり受領するには、便利なシステムだといえます。ただし、受領できるのは3日以内に限定されていますので、タイミングを誤らないように注意する必要があります。誕生日プレゼントが受領前に返品されては元も子もありません。

また、配送先は必ずしも自宅近辺のエリアでなくても構いませんので、例えば旅行や出張で必要になる荷物を、Amazonから購入する形で最寄りのスポットに送っておく方法も考えられます。ウィークリーマンションのように、管理者不在で荷物が受け取れない施設では、役立つこともあるでしょう。

ところで、Amazon Hubロッカーは住所がコンビニになっているものも多々ありますが、これは従来の「コンビニ受け取り」とは異なり、コンビニの敷地内に設置されたAmazon Hubロッカーに届くシステムで、まったく別物です。アドレス帳の上では見分けがつきにくいので、指定する時は気をつけたほうがよいでしょう。

現状の展開を見る限り、このAmazon Hubは宅配業者の不在配達の手間を減らすだけでなく、コンビニの負担を軽減することも目的にしているように感じられます。コンビニ受け取りが完全になくなりAmazon Hubに一本化されるとは考えにくいですが、Amazon Hub独自のメリットも多いだけに、先に試して慣れておくとよいかもしれません。

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