今回使用された「電源ON/OFFバグ」とは、ゲーム開始後、王様に話しかけてセーブした後、すぐに電源をON/OFFすることで意図的にゲームデータを崩壊させられるというもの。詳しい手順は省略しますが、成功すれば最初からキャラクターのレベルが最大になったり、ゾーマ城への鍵となる「にじのしずく」を持った状態から始めたりすることができ、ゲーム開始直後からいきなりラストダンジョン直行といった大幅なシーケンスブレイクが可能になります。
問題は「なぜそれでホットプレートが必要になるのか?」という点ですが、どうやらこのバグによって生成されるデータには「ファミコン本体による個体差」があることと、さらに「バグ発生時の温度が密接に関係しているらしい」ということがこれまでに判明しているため(温度によってメモリの揮発速度が変わるためと推測されていますが……すいません僕もよく分かりません。詳しくはピロ彦さんの解説エントリをどうぞ)。このため走者たちはまず「理想的なデータを引ける本体ガチャ」を乗り越え、さらに「理想的なデータを生成するための温度管理方法」をそれぞれ準備したうえで今回のRTAに臨んでいました。
からの記事と詳細 ( 「ドラクエ3」RTAで見事世界記録が誕生しトレンドに「ホットプレート」 解説「これがホットプレートの力です」 (2020年12月28日) - エキサイトニュース - エキサイトニュース )
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科学&テクノロジー
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