【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は5日、火星地表に先月着陸した無人探査車「パーシビアランス」が、初の走行試験に成功したと発表した。機動性が確認されたことで、火星で生命の痕跡を探るという最大ミッション実現に展望が開けた。
パーシビアランスは長さ約3メートル、幅約2.7メートルで、6個の車輪を持つ。米時間4日に行われた試験は33分間で、前方に約4メートル前進した後、左へ150度向きを変え、後方に約2.5メートル動いた。1日当たり200メートルほど移動することが可能とされる。
NASAジェット推進研究所の担当者は、声明で「車輪の反応は申し分ない。これで(探査を予定する)今後2年間、必要な場所へ移動できる」と説明した。さらに長距離の走行試験のほか、搭載する「ヘリコプター」の飛行実験も計画されている。
探査機が着陸したのは、かつて液体の水があったと推定されるクレーター。着陸地点一帯は米人気SF作家の黒人女性にちなみ、非公式に「オクテイビア・E・バトラー」と命名されたという。
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