アルゴリズムを学ぶための「エドゥトイ」ね。
ルービックキューブを自力で解くことに憧れている人は多いでしょう。筆者もそのひとりで、10年以上ルービックキューブに挑戦しています。賢い人の象徴のような気がするので、何がなんでも解きたいと思っています。
自力で2段は解けるようになりましたが、あと1段が解けなくてもどかしい…。だから、1度だけ解き方を見たことがあるんですが、解き方を見たにも関わらずまさかの解けずじまい。自分のダメさに愕然です。
でも、同じように悩んでいる人は少なくないのでしょう。公式サイトで解き方を紹介しているのに、ルービックス社はさらに一歩先を行く「スマートルービックキューブ」なるものを発売したそう。
なんと、アプリで解き方を学べるんですって!
というわけで、40年間ルービックキューブと格闘している米GizmodoのAndrew Liszewski記者がレビューしたそうです。
これは何?:アプリにシンクして解き方が学べるルービックキューブ。
値段:60ドル(約6,400円)。
好きなところ:インストラクションに従えばルービックキューブが解ける。
好きじゃないところ:60ドルもするなら色がついたパネルはステッカーではなく、もう少し耐性があるものが良かった。
「Rubik’s Connected Cube」は、ぱっと見普通の3×3のルービックキューブと変わりありません。しかし、Bluetoothでモバイルアプリに接続し、リアルタイムで何をどう動かしたかが把握できるようになっているのです。アプリを閉じた後も、しっかりトラッキングしてくれるので、ステータスを見失うことがありません。
立方体パズルを解くためのプロセスと戦略を、テキスト指示や3Dアニメーションにしたがって学べるので、1週間程度でルービックキューブの解き方をマスターできるというものなんです。
アプリには、キューブを動かし始めたらスタートし、手を止めたら自動的に止まるタイマーがついているので、「スピードキューバー」を夢見ている人にとっても最適と言えるでしょう。また、スキルチャレンジに参加したり、公式大会の出場資格を得ることも可能。スピードキューバーが身近な存在に感じられそうです。
ルービックキューブを解くには、次に回転させるべき面を表す独自言語があり、例えば「F」は前の面を時計回りに回転させることで、「F'」は反対周りに回転させることを意味しています。「F2」や「F'2」はそれらを2回行うという意味になります。
しかし、公式のサイトにも手順ガイドが掲載されているのに、なぜ「Rubik’s Connected Cube」を買う必要があるのでしょうか?
おそらくガイドを見ながら実際にパズルを解こうとしたことがある人ならわかると思いますが、ルービックキューブは手順に従って回転させたからといってすぐに攻略できるものではありません。
ガイドに従っていても間違えることもありますし、繰り返し訓練しなければ回転手順を覚えることもできません。「Rubik’s Connected Cube」ならアプリが途中経過を追跡してくれるので、間違った動きをすればすぐに元に戻す方法を教えてくれます。
アプリ内のすべてのトレーニングを終わらせるのに要する時間は1時間程度です。1回では覚えきれないので、手順をすべて覚えるためには複数回のトレーニングが必要です。
1週間ほど必死に練習してもマスターするほどには至っていませんが、筋肉が手順を覚え始めているという手応えは感じられましたし、特訓すれば自分もスピードキュービングに出られるかもしれないとすら思えるようになりました。ちなみに『Rubik’s Connected Cube』は、自動的に購入当時の状態に戻す機能も搭載しています。トレーニングをしても自力で揃えられない人にとってはありがたい機能でしょう。
とはいえ、ルービックキューブに60ドルというのは、ちょっと高い印象です。充電ケーブルが特殊なため、迂闊になくすことができませんし、色分けがステッカーなので簡単に剥がれてしまいそうで不安です。
60ドルもするのなら、もう少しプレミア感があっても良いのでは。
それになによりスマート化しなくても無料のガイドを見ながら解ける人たちもいるという事実が、ポチりを躊躇させます。
ただ、ガイドに頼るだけでは物足りない、もう少し効率的に高みを目指したいという人は「Rubik’s Connected Cube」がピッタリでしょう。
からの記事と詳細 ( スピードキューバーも夢じゃない! ルービックキューブをマスターできる「スマートルービックキューブ」が爆誕 - ギズモード・ジャパン )
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科学&テクノロジー
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