いよいよ医療従事者へのワクチン優先接種が本格化する。４日、静岡市葵区の市立静岡病院など県内７つの医療機関に新型コロナワクチンが到着した。
リポ松永記者「午前１１時です。今新型コロナワクチンを乗せたトラックが病院に到着しました」
４日午前、浜松市北区にある聖隷三方原病院にファイザー社製の新型コロナワクチン１９５０回分が到着した。また同じころ静岡市葵区の市立静岡病院にもワクチンが到着するなど、４日、県内７つの医療機関に１万２６７５回分のワクチンが届いた。
聖隷三方原病院では新型コロナ患者を受け入れる重点医療機関として、これまでにおよそ１８０人の新型コロナ患者が入院。医療従事者の皆さんはワクチンを待ち望んでいたという。
荻野和功院長「待望のワクチンであります。一日千秋の思いで待っていた」
萩野院長はこれまで行っていた「防護服」での対応に加えて、ワクチンによる「免疫力」も医療従事者には大切だと話す。
荻野和功院長「防護服だけではなく、免疫力を付けて感染の確率を 減らし、現場を守る職員を感染から守ることが一番の思い」
聖隷三方原病院では５日からワクチンの接種が開始され、希望する医師や看護師など２１３８人のうち、まずは新型コロナ患者の対応にあたる医療従事者およそ１００人から接種を始めるという。
県によると、ワクチンは来週にも今回と同じ量が２０ほどの医療機関に配分される予定になっていて、優先接種の対象となる医療従事者およそ１２万人のうち２割程度に接種が実施できる見込みだという。
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