Pages

Tuesday, May 25, 2021

「保険外交員が手助け」「交通費補助」高齢者ワクチン接種 試される地域のサポート力|NNNニュース - 日テレNEWS24

新型コロナのワクチン接種が北海道各地で始まっていますが、予約方法や接種会場への移動など高齢者に寄り添った工夫は、地域によって違いがあるようです。

北海道・江差町のバス停に大型バスが到着しました。

表示には「コロナワクチン接種会場無料送迎バス」の文字。

65歳以上の集団接種が始まった江差町では、接種会場への「無料送迎バス」を用意しました。

高齢者は会場入り口の目の前で降りることができます。

5つの地域から時間をずらして高齢者が到着することで、受付もスムーズです。

集団接種対象者の約85%が予約を終えたということです。

(看護師)「打ちますね。しびれませんか。はい終わりましたよ」

(ワクチン接種した人)「一安心しました。まだもう一回あるからさ」

(江差町健康推進課 藤八麻衣主任)「来られる方が不便にならないように、イメージしてシミュレーションしながら準備をしてきました」

一方、混乱を避けるためワクチンの「予約方法」を工夫した自治体もあります。

網走市では住む地域ごとにグループを分け「接種券の発送日」と「予約受付の開始日」をずらす対応をとりました。

市民からは「なぜ私たちの地域は遅いんだ」という意見もあったそうですが、理解を求めたということです。

(網走市新型コロナウイルスワクチン接種推進室 江口優一参事)「(地域を)分けることでコールセンターがパンクしなかったということがありますので、大変申し訳ないんですけどお願いというかたちで協力をお願いした」

さらに、接種会場までの交通費・片道500円を補助する「高齢者交通費助成券」も同封。

現在75歳以上5406人のうち、75%以上が予約を終えています。

「申し訳ない。もうワクチンがないので」

「もうないんですか?」

75歳以上約27万人が対象の札幌市では、先週一斉に予約を開始し大混乱となりました。

しかし、電話はつながらずかかりつけ医でも予約がとれなかった高齢者たちはワクチンを求めさまよう事態に。

(武田記者)「釧路市役所です。これから高齢者の予約を手助けするボランティアを募集するWEB説明会が開かれます」

釧路市ではインターネットに不慣れな高齢者を支援しようと、民間企業とタッグを組むことにしました。

高齢者を訪問する保険外交員などが、ワクチンの予約手続きを手助けする想定です。

(ボランティアを志願した明治安田生命 下沢しのぶさん)「予診票とかも高齢者は書けないというかたもいらっしゃるのでお手伝いできればなと」

(釧路市 伴篤副市長)「(保険外交員と高齢客は)信頼関係もありますから非常にありがたい」

釧路市では、接種券の発送が始まりました。

年齢を細かく分けて発送日や予約開始日をずらす工夫です。

ワクチン接種をすすめる自治体は、混乱の場面を想像し防ぐためにどうするか。

地域の実情に合った工夫や高齢者に寄り添う姿勢が求められています。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「保険外交員が手助け」「交通費補助」高齢者ワクチン接種 試される地域のサポート力|NNNニュース - 日テレNEWS24 )
https://ift.tt/3fNyy5o

No comments:

Post a Comment