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Tuesday, August 31, 2021

生理用品を無料配布 沖縄県が10カ所で 受け取り方法に配慮求める声 | 沖縄タイムス+プラス ニュース - 沖縄タイムス

 新型コロナウイルス感染拡大で「生理の貧困」問題が顕在化したとして、沖縄県は31日、県の5福祉事務所などで生理用ナプキンを無料配布すると発表した。1人当たり1パック(20枚入り)を配る。ただ、希望者は事務所などの窓口に出向いて配布を申し出なければならず、受け取る際にはアンケートに回答も必要。識者は「ハードルの高さを感じる」と配慮を求める。

沖縄県(資料写真)

沖縄県(資料写真)

 各窓口に置いてある「無料配布券」を提出すれば誰でも受け取れ、配布時はアンケート(匿名可)への記入を求めるという。県担当者は「窓口に足を運んでもらう必要はあるが、カードによる意思表示で声を出さず受け取れる」と説明し「実態やニーズを把握し、今後の取り組みを考えたい」と語った。

 一方、沖縄大学非常勤講師(ジェンダー学)の上野さやかさんは、無料配布を評価した上で「性に関する語りづらさがある上に、日常的に行政窓口と関わりがないとハードルが高く感じたり、情報も届かなかったりする懸念もある。アンケートは事後提出にするなど配慮してほしい」と話し「生理は毎月ある。1パックと言わず、継続的に取り組んでほしい」とも求めた。

 配布窓口は1日から北中南部の3福祉事務所、北中南部の就職・生活支援パーソナルサポートセンター3カ所、グッジョブセンターおきなわ、男女共同参画センターてぃるる、6日から宮古、八重山の2福祉事務所の計10カ所で行う。問い合わせは県女性力・平和推進課、電話098(866)2500。

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