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Sunday, October 24, 2021

リオ代表・上原美幸、「逆転返り咲き」へ2年ぶりレース…「復活していくぞ」とタスキ受け取る - 読売新聞オンライン

 2016年のリオデジャネイロ五輪、陸上・女子5000メートル代表の上原美幸(鹿児島銀行)が24日、福岡県宗像市で行われた全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)予選会で、約2年ぶりのレース復帰を果たした。

 第一生命に所属していた2019年11月の全日本実業団対抗女子駅伝に出場後、足底を痛めた影響で、東京五輪マラソン代表入りのラストチャンスだった選考レースへの出場を断念した。その後は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるバセドウ病を発症するなど、思うように走れない時期が1年以上続き、今春から一時競技を離れて社業に専念していた。

 その後、高校時代の恩師からの勧めもあり、7月に地元の鹿児島県を拠点とする鹿児島銀行への移籍を決断。今回の駅伝は、まだジョギングから徐々に練習を再開している状態ながら、所属選手が出場最低限の6人しかいないチーム事情もあり、出場を決めた。

 2年前には5区(10・4キロ)で区間新記録を樹立した大会で、今回は最短区間の2区(3・6キロ)に出走。「ここに戻ってくるまでに、前チームにも今のチームにも、すごく色んな方にお世話になった。感謝の気持ちと、またこれから復活していくぞという気持ちで、タスキを受け取った」。結果は区間最下位の31位と苦しい走りとなったが、再起への確かな一歩を踏み出した。

 厳しい現状を冷静に受け止めつつも、3年後のパリ五輪を目標に見据える25歳は「もう一度、マラソンを走りたい。しっかり状態を戻して、そこで逆転返り咲きができるように頑張りたい」と決意を新たにした。

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