ベトナムは20日、新型コロナウイルスの感染拡大以降初めて、南部にある観光名所の離島に海外からの観光客を試験的に受け入れました。
ベトナムは「コロナとの共存」を掲げ経済活動の再開を進めていますが、感染者数は再び増加に転じていて警戒感も高まっています。
ベトナムは今月中旬以降、一部の地域で海外からの観光客を受け入れ始めていて、20日は感染拡大以降初めてビーチリゾートが人気の南部のフーコック島にも韓国人200人余りが到着しました。
今回受け入れられるのは、ワクチンを接種した人などで、入国時の検査で陰性であれば隔離も免除されますが、チャーター便を利用することや特定の施設に宿泊すること、ツアーに組まれたエリアしか訪れないことが、条件とされています。
ベトナム政府は今後、受け入れ地域を拡大しながら行動制限なども緩和し、来年の第2四半期以降は条件なしでの受け入れを再開したいとしています。
ベトナムは当初、感染の封じ込めを優先して厳しい対策をとってきましたが、経済への影響が深刻になる中、先月以降は感染が拡大する地域でも飲食店の営業や工場の操業を認めています。
ただ、国内の新規感染者は、先月には1日3000人ほどまで減ったものの、再び増加に転じていて、18日には1万人を超え、当局が警戒を強めています。
からの記事と詳細 ( ベトナム 海外観光客試験的に受け入れ 感染再拡大への警戒感も - NHK NEWS WEB )
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