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Wednesday, March 18, 2020

「郵便はトリュフだと信じていた」覚醒剤密輸 所持で無罪判決 - NHK NEWS WEB

アメリカから送られた覚醒剤を知人の依頼で受け取ったとして覚醒剤取締法違反などの罪に問われた中国籍の被告の裁判で、札幌地方裁判所は「郵便物はトリュフなどの高級食材だという知人の説明を信じており、違法薬物の可能性を認識していたとは認められない」として覚醒剤の密輸と所持については無罪としました。一方で、「高級食材だったとしても税関の許可を得ようとしなかった」として罰金100万円を言い渡しました。

中国籍のリュウ・フンリン・ネコ被告(32)は去年5月、アメリカから国際郵便で送られた覚醒剤1キロ余り、末端価格で6600万円相当を札幌市内で受け取り密輸したなどとして、覚醒剤取締法違反と関税法違反の罪に問われました。

裁判で、被告は「知人からトリュフなどの高級食材を受け取る仕事だと頼まれた。覚醒剤だとは知らなかった」と無罪を主張したのに対し、検察は懲役12年、罰金400万円を求刑していました。

18日の判決で、札幌地裁の島戸純裁判長は「被告は家族のようなつきあいの知人の説明を信じて指示されるままに行動していた。郵便物に違法薬物が入っている可能性を認識していたとは認められない」として覚醒剤の密輸と所持については無罪としました。

その一方で、「高級食材と信じていたにしても税関の許可を得ずに輸入する意思をもっていた」と指摘し、関税法違反の罪で罰金100万円を言い渡しました。

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