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Thursday, March 2, 2023

宝塚音楽学校第109期生40人が卒業式 マスクなしで卒業証書 ... - スポーツ報知

 宝塚歌劇の舞台に立つタカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市、)の第109期生の卒業式が2日、同校講堂で行われ、歌劇の基礎を2年学んだ40人が巣立った。この日午後、40人は宝塚歌劇団に入団する。

 式典では4年連続で国歌・校歌は斉唱は行わず、卒業生が事前収録したテープを流し、予科生から卒業生への恒例の花束贈呈セレモニーも見送られた。政府の緩和策により今年から全国的に卒業式では基本マスクなしとなっているが、音楽学校では卒業生のみ入場時は着用、着席時はマスクなしで実施され、卒業証書も笑顔を見せて受け取った(予科生はマスク着用)。

 受験時からコロナと戦った卒業生に中西達也校長は「夏の高校野球で優勝した学校の監督の方が『青春ってすごく密なので』と話された言葉が当時話題となりましたが、まさに音楽学校も舞台人としての基本や教養などを身に付けるべく、密な行動や生活が求められ、それが安全で華やかなあの宝塚歌劇の舞台をつくることにつながるだけに本当に苦労したことと思います」とねぎらった。「音楽学校で学んだことに責任と誇りを持ち、『清く 正しく 美しく』の教えのもと、宝塚の生徒として品格ある自立した人となれるよう一層精進してください」と話した。

 劇団創始者の名を記した「小林一三賞」を受賞した首席の河谷杏実(あみ)さん=兵庫県宝塚市=は「行事や日々のレッスンすべてが当たり前ではないことを実感し、舞台に立たせて頂けることがどれだけ貴重なことかを身をもって学びました。たくさんの経験をさせて頂けて本当に幸せです」とコメント。目標にOGでは元星組トップの安蘭けい、柚希礼音を挙げ。現役では「柚香光さんのダンスに憧れ、潤花さんの気品が目標」といい「一度見たら目が離せないような、魅力あふれる舞台人になりたいです」と精進を誓った。

 兵庫・宝塚大劇場で4月22日に開幕する雪組公演「『Lilac(ライラック)の夢路』-ドロイゼン家の誇り-」「『ジュエル・ド・パリ!!』-パリの宝石たち-」で初舞台を踏む。約1か月強、ラインダンスの猛特訓を積む。

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