Rマドリードはどうやら、今夏の移籍市場でFWマリアーノ・ディアスを放出することを断念した模様だ。スペイン『マルカ』が報じている。
「マリアーノはマドリーで契約を終え、来季にフリーで退団することになるだろう」。『マルカ』曰く、5月下旬のチャンピオンズリーグ決勝前、Rマドリードとマリアーノの関係者は揃ってこのような旨の言葉を発したようだが、8月になってもそうした状況は一切変わっていないという。
Rマドリードは今夏もマリアーノを戦力外として扱い、放出を望んでいる模様。その一方でマリアーノは度重なる負傷や監督の判断により、ここ4シーズンの出場時間は1万8810分の内1907分、試合数で言えば208試合の内21試合にとどまっているにもかからわず、移籍は一切望んでいないとみられている。
問題はマリアーノがRマドリードで受け取る、ネットで450万ユーロという年俸の高さにあるようだ。『マルカ』によれば、スペイン国内外のクラブが現在のマリアーノに同額を支払うことは「不可能」でありながら、「マドリーが2018年8月に結んだ契約について、選手本人に1ユーロもあきらめる気がないのは、はっきりしている」とのことだ。
なおマリアーノは昨夏、バレンシアからマドリー以上の年俸での2年契約をオファーされ、そのときには移籍する意思を示したというが、この移籍話は実現寸前のところで立ち消えたとされている。明確な理由は不明であるものの、バレンシアではホセ・ボルダラス監督との話し合いが原因と噂されているようだ。曰く、ボルダラス監督はマリアーノから、ここ数シーズンのプレーレベルに似つかわしくない起用方法などを求められて、そのことに不満を感じたという。
今夏のマリアーノに昨夏バレンシアが提示したと言われるようなオファーが届く見込みはなく、マドリーは来夏フリーで放出することを獲得している様子。なおマドリーは今夏にFWルカ・ヨヴィッチ(フィオレンティナ)、FWボルハ・マジョラル(ヘタフェ)を放出して、FWカリム・ベンゼマのバックアッパーとなる純粋なストライカーがマリアーノ以外にない状況となっている。が、カルロ・アンチェロッティ監督はプレシーズンマッチで、マリアーノよりもMFエデン・アザール、FWロドリゴ、MFマルコ・アセンシオを1トップで起用することを優先していた。やはり出場機会を手にするのが極めて難しそうなマリアーノだが、それでも現在の年俸額にしがみつき、残り1年の契約をまっとうする考えなのだろうか。(Goal.com)
この記事をシェアする
からの記事と詳細 ( Rマドリード、マリアーノ放出を断念か スペイン紙「彼にはマドリーで受け取る年俸450万ユーロを1ユーロもあきらめる気がない」 - サンスポ )
https://ift.tt/ue4A9qN
No comments:
Post a Comment