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Thursday, December 10, 2020

定番ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」にAndroid版が登場、Chromebookにも対応 - ASCII.jp

2020年12月10日 14時30分更新

文● ASCII

 セルシスは12月10日、イラスト・マンガ・アニメーション制作ツール「CLIP STUDIO PAINT」のAndroid版を、Google Playにてリリースした。Android版はChrome OSにも対応しており、Chromebookでも利用可能になっている。

 月額プランの料金はデバイスの使用台数や種類により異なり、それぞれ以下の通り。なお、スマートフォンでは毎日1時間無料で、タブレット/Chromebookでは、初めての申込みから3か月間無料で利用できる。

1デバイスプラン Android/Chromebook/Galaxy/Windows/macOS/iPad/iPhoneから1台 PAINT PRO:480円/月
PAINT EX:980円/月
2デバイスプラン Android/Chromebook/Galaxy/Windows/macOS/iPad/iPhoneから2台 PAINT PRO:800円/月
PAINT EX:1380円/月
プレミアムプラン Android/Chromebook/Galaxy/Windows/macOS/iPad/iPhoneから4台 PAINT PRO:980円/月
PAINT EX:1600円/月
スマートフォン
プラン
Android/Galaxy/iPhoneから1台 PAINT PRO:100円/月
PAINT EX:300円/月

 CLIP STUDIO PAINTは、プロの漫画家やイラストレーター、デザイナーなども利用しているペイントソフト。ペンや筆、エアブラシなど多彩な表現が可能な作画、彩色ツールを搭載しているほか、自由にポーズを付けられる3Dモデルのデッサン人形を配置してイラストの参考にできるなど、デジタルペイントならではの便利な機能も搭載している。Windows /macOSのPC、iPad、iPhoneにも対応しているほか、8月にはSamsung Galaxyシリーズに対応した「CLIP STUDIO PAINT for Galaxy」もリリースしている。

 今回リリースするAndroid版では、PC版と同等の機能が利用でき、ブラシやテクスチャーなどのアセットも利用可能。CLIP STUDIOのクラウドで作品を保存し、他のデバイスで共有できるため、外出先ではスマートフォンでラフスケッチ、帰宅したらPCにデータを取り込んでイラストを描き込む、といった使い方も可能。イラスト制作向けの左手用デバイス「CLIP STUDIO TABMATE」もAndroid版に対応しているため、スマートフォンに接続して使用できる。

※記事公開当初、CLIP STUDIO TABMATEがChromebookでも利用可能としておりましたが、Chromebookでの利用は不可でした。訂正してお詫びいたします。

 Androidスマートフォン/タブレットの対応OSは、Android 9、10、11(ARM 32/ARM 64)。6GB以上の空き容量のあるストレージが必要で、メモリーは3GB以上必須、6GB以上推奨。

CLIP STUDIO TABMATEやAndroidに対応する液晶ペンタブレットを接続して利用できる

 なお、Android版リリースの同日、CLIP STUDIO PAINTのアップデートも実施され、機能追加が行なわれている。今回のアップデートでは、キャンパス上の制作工程を動画として保存するタイムラプス機能の追加や、Photoshopブラシの読み込みに対応。PC版では、プラグインが必要だったPDF形式のファイル書き出しに標準対応した。

 そのほか、スマートフォン向けの縦長のマンガ、Webtoon作品を制作する際に便利な機能なども追加。詳細は公式サイトのリリースノートを参照してほしい。

スマートフォンなどにおけるWebtoonの表示領域を分かりやすくする機能や、Webtoon向けのページ管理メニューの追加などが行なわれた

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