政府と東京都、墨田区は７日、区内の商業施設の買い物客らに無作為で行っている新型コロナウイルスのモニタリング（監視）検査の様子を報道陣に公開した。
検査は希望者にＰＣＲ検査キットを渡して検体を返送してもらう方法で行うもので、無症状者を含む市中での流行状況を調べるのが狙い。４月２９日以降、計約５５０セットを配布しており、６月上旬まで続ける。
商業施設ではこの日午後１時過ぎ、キットを受け取るために行列をつくる買い物客らの姿が見られた。唾液の採取方法などの説明を受けた江東区の会社役員の女性（６０）は「変異ウイルスは感染力が強いと聞くので、安心のために受けたい」と話していた。
都内では新宿などの繁華街で同様の検査が３月２０日から行われ、８人に感染の疑いがあることが判明しているという。墨田区保健所の西塚至所長は「検査は見えない感染源や感染経路を突き止めるのに有効。分析結果を変異ウイルス対策にも生かしたい」としている。
からの記事と詳細 ( 買い物客に無作為ＰＣＲ検査、キット受け取るため行列も…流行状況を調査 - 読売新聞 )
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