
退職金を受け取ったら
一般的に定年退職まで勤め上げた場合の退職金は人生最初で最後、最大の金額を手にするイベントです。 厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査」によると、定年退職時の退職金平均は大学・大学院卒の場合で1983万円でした。 2000万円前後を一時に受け取る訳ですから、その運用方法を事前に考えておく事は重要です。 現在の様な低金利時代、退職金をそっくり銀行口座に置いておくだけでは全く増やす事はできません。 そこで考えたいのは、各金融機関で実施している退職金運用プランです。 筆者が住んでいる長野県の金融機関の場合ですが、使える実例を紹介したいと思います。 ■(1) 八十二銀行の「八十二 セカンドライフプラン」 退職金を受け取った後、1年以内の場合に申し込み可能なプランです。 3か月という短い期間ですが ・ 年利1.0%(税引き後0.79685%) ・ NISA口座を開設すると年利1.2%(税引き後0.95622%) という金利が適用されます。 2000万円を預けた場合、通常で3万9840円、NISA口座を開設した場合で4万7800円の利息を受け取る事ができます。 ■(2) 長野銀行の退職専用定期預金「明日へのかたち」 退職金を受け取った後、18か月以内の場合に申し込め、最長1年間使えます。 ・ 通常の場合で年利0.3%(税引き後0.239055%) ・ 公的年金振込予約をする事で年利0.5%(税引き後0.398425%) という金利が適用されます。 2000万円を預けた場合、通常で47万800円、公的年金振込予約をする事で7万9600円の利息を受け取る事ができます。 (1) 、(2) を組み合せた場合、12万7400円の利息を受け取る事ができます。 退職金をとりあえずこのプランで預け、預けている間に本格的な運用方法を考える、といった使い方が考えられます。 今回紹介したプランは筆者の住む長野県で探した場合の一例です。 他の地方銀行、メガバンクでも似たようなプランがありますので、自分に合ったプランを探すと良いでしょう。
からの記事と詳細 ( 【老後資金】50代後半に退職金の運用方法を考えよう 退職金運用シミュレーション(マネーの達人) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3zu2cFV
No comments:
Post a Comment