RKK熊本放送
天草市倉岳町では、夏の高級魚と言われているハモが、この時期水揚げされています。 ２２日夕方、訪ねたのは、天草市倉岳町の宮田漁港。 「これから旬を迎えるハモを獲りに、漁船に乗って漁に向かいたいと思います」（記者） 乗せていただいたのは、漁師歴２０年という福原亮さんの船です。 福原さんの仕掛けは、１００本ほどの釣り針が付いた長さ１５００メートルの「はえ縄」 これを８セット、海に投入します。 この日の漁場は、港から２０分ほどの場所です。 「ハモは魚探（魚群探知機）に映る？」（記者） 「いや、映らないですね。ハモは潟に隠れて顔だけ出している・・・難しいですね。この海でも、いるところと、いないところが激しいから」（漁師 福原亮さん） 漁場に到着しました。 さっそくエサとなるコノシロの切り身を釣り針に付け、仕掛けを海へ。 仕掛けは１時間ほどで終了。 あとはハモの動きが活発になる、日の入りを待ちます。 辺りが薄暗くなってきたとこで、いよいよ仕掛けの巻き上げです。 はじめは当たりがありませんでしたが、完全に日が落ちるころには・・・ 銀色に光るハモが次々と釣り上げられ、いけすは、鋭い歯を持つ「海のギャング」で満たされていきます。 そして・・・ 「現在午後１１時半です。漁開始から５時間半、すべての仕掛けを引き上げ、漁が終了しました」（記者） 「ボチボチといったとこですかね。昨日に比べたら量は多かったかと思います」（漁師 福原亮さん） 水揚げされたハモが、専用の道具で選別されていました。 倉岳町漁協によりますと、今年は新型コロナウイルスの影響で飲食店の需要が少なく、出荷量は去年の半分ほど、３トンを見込んでいます。 生きたまま出荷される「倉岳えびすハモ」 料亭などで、夏の旬の味として提供されます。
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