老後資金として、年金を頼りにする人は多いでしょう。一方でご自身が年金を納めた月数を、正確に把握している人は少ないのではないでしょうか。 年金を受給するには、保険料納付や加入の状況が、受給資格期間を満たしている必要があります。したがって、年金を確実に受給するためにも、ご自身の加入期間を把握することは大切です。 ここでは、年金の受給資格期間の年数や現況の確認方法、受給資格期間に不足している際の対処法をまとめました。ぜひ、年金の納付や加入の状況を気にかけるきっかけにしてください。
老齢年金を受け取るための「資格期間」は何年?
老齢年金の制度では、給付を受けるために必要な保険料納付期間や加入期間が定められています。この期間が「資格期間(受給資格期間)」です。 2021年現在、年金の受給に最低限必要な資格期間は10年間と定められています。以前は25年間必要でしたが、2017年8月より10年間に短縮されました。 資格期間は、国民年金、厚生年金、共済組合の加入期間を合わせてカウントします。また、実際に保険料を納めた期間に加えて、保険料の免除や猶予を受けた期間、合算対象期間(国民年金の旧制度により生じた未加入期間など)なども資格期間に算入されます。
老齢年金の受給資格期間を確認する方法は?
収入の都合で保険料を払っていない未納期間があったりすると、現在の受給資格期間がどれくらいなのか正確に把握しづらいことがあります。老齢年金の受給資格期間が分からない場合に、自分ですぐに確認できる方法は次の2つです。 ・「ねんきん定期便」で確認する ・「ねんきんネット」で確認する それぞれ、具体的な方法を説明します。 <「ねんきん定期便」でこれまでの年金加入期間を確認する> 「ねんきん定期便」は、毎年誕生月に日本年金機構から送付される、個人の年金記録が記載されたはがきや封書です。 ねんきん定期便は年齢によって内容や形式が異なりますが、いずれの場合も「これまでの年金加入期間」という項目が設けられています。 国民年金、厚生年金保険、船員保険それぞれの加入月数・加入期間の合計・合算対象期間等と、全てを合算した受給資格期間が表にまとめられているため、自分の年金の加入状況と受給資格期間を一目で確認可能です。 <「ねんきんネット」で加入履歴を確認する> 日本年金機構が提供するインターネットサービス「ねんきんネット」を利用すると、パソコンやスマートフォンでいつでも最新の年金記録を閲覧できます。操作方法は、次のとおりです。 1.ねんきんネットにログインする 2.トップページで「年金記録を確認する」をクリックする 3.「詳細な年金記録を確認する」の項目から「月別の年金記録を確認する」をクリックする 4.該当の制度をクリック後「年金加入期間の情報」より合計期間を確認する ねんきんネットでは資格期間のほかにも、追納ができる月数と金額や、将来の年金見込額などが確認できます。
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