経済的な困窮などで必要な生理用品が手に入らない児童や生徒が安心して受け取れるように、千葉県内のすべての県立学校では来年から、誰とも面会せずに受け取れるようになります。
生理用品が十分に手に入らない、いわゆる「生理の貧困」の問題は新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮する人が増えていることなどでより深刻になっています。
千葉県教育委員会ではこれまでもすべての県立学校で、必要な生理用品が手に入らない児童や生徒に対して教諭に申告してもらい、手渡しで無償提供していましたがことし７月からは安心して受け取れるように、一部のモデル校で教諭と面会せずに生理用品を受け取ることができるようにしました。
モデル校では、スマートフォンでＱＲコードを読み取ったうえで申し込むなどして、トイレや更衣室などで受け取りができるようにもしたところ、８割以上の生徒が面会なしでの受け取りを選んだということです。
県教育委員会は、こうした結果を受けて、来月からは１５９すべての県立学校で対面なしでの無償提供を始めることを決めました。
提供方法や場所については児童・生徒が受け取りやすいよう学校ごとに決めてもらい、対面での提供もこれまで通り続けていくということです。
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