ふるさと納税が始まってから10年以上。すっかり慣れた人も多いのではないでしょうか。しかし、「ふるさと納税のお得なポイントは、その年ごとに異なります。それを知ると、より上手にできますよ」と、節約アドバイザーの丸山晴美さん。2021年のふるさと納税の傾向とポイントを教えてもらいました。 【画像】よりお得な返礼品を受け取るには? 2021年ふるさと納税の傾向と対策 なお、今回ご紹介する情報はすべて2021年11月時点の取材情報を基にしています。 みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。 お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「ふるさと納税21年のポイント」!
年末年始用の食材を手に入れるなら、11月中に申し込みを!
応援したい自治体に寄付することで、返礼品が受け取れるふるさと納税。2,000円の自己負担で、寄付金が所得税の還付や住民税の控除を受けられるメリットもあり、活用している方が多いと思います。 寄付できる上限金額は、その人の年収や家族構成などで異なります。そのため、だいたいの年収額がわかる11月下旬~12月に申し込みが殺到します。 しかし、返礼品は配送日指定ができないのが一般的で、配達されるのは申し込みの1カ月後ぐらいが多数。ブランドいちご「あまおう」など人気がフルーツなどは、締め切りが早いものも少なくありません。 年末年始用の食材を手に入れたい、人気の高い食材を狙っている、というかたは、11月中に申し込むようにしましょう。
2021年は「体験型」が増加。「支援品」「訳あり品」も引き続き狙い目
2020~2021年のふるさと納税は、新型コロナ感染症の影響で困窮した生産者や中小企業を救済するため、農林水産省が補助金を出すなどの対策をしたため、返礼品がよりお得なものになりました。 年内であれば、「支援品」「訳あり品」といった返礼品がまだまだあります。通常より増量されていたり、寄付額が低く設定されていたりするなど、ふだんより充実しているものが多いので、こうしたものを狙うのが1つの方法です。 新型コロナ感染症の感染者が減少傾向にあるなかで、旅行や飲食店が活気づいてきているため、来年以降は高級食材などはそちらに回り、支援品は年内までになる可能性も十分考えられます。お得な返礼品を狙うなら年内がおすすめです。 また、昨年よりも「体験型」返礼品が増えているのも2021年の傾向です。旅行に使えるクーポン券や宿泊券、レストランの飲食券などのほか、ダイビングや陶芸、民族衣装着装の体験など、バラエティ豊かな体験が楽しめます。 これらに申し込むことで、家族で楽しみながら、落ち込んだ消費を刺激し、地方の産業をサポートすることもできますね。
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