那覇空港での土産品販売などを手がけるエアポートトレーディング(大城康社長)は、AI顔認証方式のスマートロッカーを同空港に設置し、ネットで注文・決済した商品を受け取れる実証実験を行っている。非対面・非接触のため感染症対策ができるほか、人手不足の解消や送料など物流コストの削減につながる期待がある。実証実験の3カ月間で、利用する層やニーズがどのくらいあるかなどを検証する。
利用者は、エアポート社の空港店舗で販売している土産品の一部約4千~5千アイテムをサイトで購入。決済もサイト上で済ませ、メールで受け取ったQRコードでスマートロッカーを開け飛行機の搭乗前など好きな時間に荷物を受け取ることができる。
ネットで注文してリアル店舗や専用のピックアップポイントで商品を受け取る仕組みは小売業界などで注目を集めている。
消費者にとってはサイトから時間や場所を選ばずに商品を探せる上に送料負担がなく、好きなタイミングで商品を受け取れるなどのメリットがある。
また企業側も、物流コストや人材不足対応のほか、店舗や専用スポットに利用者が来るため、利用者の「ついで」購入などが期待できる。
今回の実証実験のスマートロッカーのシステム開発はグローバルネットワークサービス(浦添市、北井吉隆社長)が手がけた。
全日空商事の協力も受け、同社が空港の国際線側と国内線側を結ぶ「ゆいにちストリート」で運営する店舗「Before U Go」内にロッカーを設置。国際線の運休が続く中、ゆいにちストリートへの誘客につなげたい考えだ。
エアポート社の丸橋弘和相談役は「沖縄に来る観光客は必ず空港に来るため、その特性を生かして、この新しい仕組みの可能性などを検証したい」と説明。
大城社長は「今後の店舗運営のあり方も変わると思う。その一歩になるのではないか」と話した。(沖縄タイムス)
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